【株式会社ゼスト・高田裕充社長インタビュー③】アイドルグループ「SKE48」を運営する株式会社ゼストの高田裕充代表取締役社長(49)にグループ最大の懸案事項であるメディア露出について直撃。昨年発売のシングルは好調なセールスを記録したものの歌番組への出演はなかった。32ndシングル「愛のホログラム」(2月28日発売)での巻き返しはなるか。プロモーション戦略について聞いた。
――SKE48が昨年7月に発売した31stシングル「好きになっちゃった」は2023年の年間シングルセールスチャート(ビルボードジャパン調べ)で58万242枚を売り上げ11位にランクイン。これは櫻坂46や日向坂46のシングルセールスとほぼ同じで、2019年に所属事務所が株式会社ゼストに変わって以降、最大のセールスとなった
高田社長(以下、高田) 数字は伸びてきてます。これはあくまで仮説なんですけど理由は2つあると思っています。1つは、コロナ禍においても、劇場公演を極力止めずにオリジナルの新公演を準備してSKE48の動きを活発に見せていたというところ。もう1つは握手会を復活させたりした動きというものをお客様が熱量を持って応援していただいた結果かなと思ってます。僕らも提供するものを極力早く、できるだけ絶やさないようにやっていたので、そこに対してもファンの皆様が熱量を持って応援してくれた結果かなと思います。
――SKE48ではチームSが2022年5月に「愛を君に、愛を僕に」公演、22年12月にチームKⅡが「時間がない」公演、チームEが23年6月に「声出していこーぜ!!!」公演と3つのオリジナル公演をスタートさせた
高田 新公演をスタートさせるにあたってメンバーには大きな負担をかけましたがみんなが頑張ってくれました。僕は今回、オリジナル公演3本とも制作の段階から現場の初日まで見させてもらってるんですけど、各チームに色がしっかりあって、どれもすごく見て楽しめる公演だと思っています。チームSは小室哲哉さんのメロディーを中心とした公演ですごくポップな感じです。チームKⅡは韓国人DJ・Night Tempoさんの楽曲をはじめアーティスティックなステージになっていて、カッコ良さがしっかり出ましたし、チームEはヒャダインさんの楽曲などおもちゃ箱をひっくり返したような今のSKE48を体現したものになっている。それぞれ個性があって、あっという間に公演時間が過ぎるので、まだご覧になっていない方たちにもぜひ新公演を見てもらいたいなと思います。
――クオリティーには自信がある
高田 そうですね。ただまだまだ歌のレッスンをさせないといけないとは思っています。今年から希望するメンバーにはボーカルトレーニングを無料でどんどんやらせていますが、これも劇場公演のレベルを上げたいという意図からです。激しいダンスをしながら歌うのは大変なんですけど、僕は「あそこで、もっとしっかり歌ってくれたらな」とか「ここで音を外さなかったらもっとカッコ良いのにな」と思いながら見ちゃっているので。劇場でのパフォーマンスを上げていって、もっともっと輝いてほしい。そのためにサポートしています。
――31stシングル「好きになっちゃった」は好調なセールスを記録したにも関わらず、プロモーション期間の歌番組の出演がゼロ。これはSKE48史上初めてのことだった
高田 ファンの方からも「何でテレビに出られないんだ」とお叱りをいただきました。32ndシングル「愛のホログラム」(2月28日発売)については東京、名古屋の音楽番組に現在プロモーションしているところです。せっかくシングル曲の選抜になってもテレビに出られないということではメンバーのモチベーションにも響いてきますから、何とか出してあげたい。今回のシングルでは歌番組だけでなく情報番組にもちゃんと出していこうと今、動いています。
――テレビでの露出が増えればファンも盛り上がる
高田 (所属レコード会社の)エイベックスさんにもお願いしているところです。ただ今はネットでバズっているとか、TikTokで話題になっている曲が重視される傾向にあります。エイベックスさんとも今後はネットでSKE48の楽曲が話題になるようなことも考えていきたいと話していますね。











