【株式会社ゼスト・高田裕充社長インタビュー②】 アイドルグループ「SKE48」を運営する株式会社ゼストの高田裕充代表取締役社長(49)へのインタビュー第2回ではセカンドキャリア以外の支援体制について直撃。グループでは学業との両立サポートや無料でのボイストレーニング、保安体制の強化などを積極的に行っている。アイドルの福利厚生を充実させることの狙いとは――。
――ゼストは広域通信制・単位制の高等学校であるルネサンス高校グループと業務提携し、ダンス・歌唱・演技関連のレッスンを学業の一環として提供する「ゼスト エンタテインメント高等学院」を4月に開校する予定
高田社長(以下、高田) この提携は弊社が運営している「ゼストミュージックスクール」の新しいビジネス拡大の中で出てきた話です。例えば今後、SKE48のオーディションに合格して中学生や高校生の子が名古屋に転校してくるケースも出てくるかもしれない。ルネサンス高校様には「ゼスト エンタテインメント高等学院」の生徒に高等学校の卒業資格取得のための学習支援を行っていただけることになっています。芸能活動と学業との両立を図りながら高校卒業資格を取得するための環境を構築していければと考えています。
――芸能活動と学業との両立をサポートしていく
高田 1月から希望するメンバーにはボイストレーニングを無料でできるようにしました。ゼストミュージックスクールには講師がいますから、ダンスレッスンや将来、演技の仕事をしたいというメンバーには演技レッスンもサポートできるようにして全体のスキルアップを図ろうとしています。
――メンバーのセキュリティーにも力を入れているとか
高田 警備サービス会社が提供する最新の警備・通報サービスを導入しています。メンバーの安心・安全を確保するために、というところから僕がここに着任する前からそのサービスはスタートしています。
――他に行っていることは?
高田 健康面でのサポートをちょっと今考えていますね。どこかの病院と提携するなどして、例えば一般的な会社みたいな形で健康診断を受けられるようにしてあげられればと考えています。そういった形で福利厚生も充実させていかなければいけない。SKE48劇場で行っている公演は非常にハードなものです。過密なスケジュールの中で動いているメンバーたちが安心して活躍できるような環境作り、そのために医療面でもサポートしていこうと考えています。
――一般企業のように福利厚生を充実させていくということですか
高田 そうです。これは藤澤(ゼストの親会社である株式会社KeyHolderの藤澤信義会長。SKE48の実質的なオーナー)の思いがあって、若くてこれだけ頑張っている子たちに明るい未来というか、将来も含めてしっかり道しるべを作ってあげよう、応援してあげようということです。夢に向かって頑張れるような環境を整えていこうと考えています。
――メンバーの待遇改善という面ではアイドル界に一石を投じることにつながるかもしれない
高田 変なことに悩んでパフォーマンスが落ちてしまったりすることがないように。セカンドキャリアのサポートも含めて全力を尽くせる環境を提供するのがSKE48のマネジメントの仕事だと思います。広義のメンタル面でケアしていきたい。どういう気持ちを持っているのか、将来何になりたいのか、どういう事をやっていきたいのかということも、どんどん吸い上げるようにしていきたいなと思っています。
――メンバーの保護者も安心できる
高田 芸能界=「怖い」「危ない」というイメージを持つ方もいらっしゃると思うんですよ。でも僕はクリーンで明るい会社、グループにしたいと思っている。これまでのオーディションでも最終審査になって辞退する子もいました。理由はわからないのですが、もしかしたら親御様に反対されてということもあったかもしれない。だからこそ、これからオーディションを受ける子の親御様が安心して応募できるようにしたいなと思っています。僕らは全てクリーンにやっています。そういうところがうまく伝わっていって、才能のある子に一人でも多くSKE48に集まってもらえるといいですね。











