◇小野生奈(35)福岡支部103期

 ボートレースびわこのGⅡ「第8回レディースオールスター」が20日に開幕。ファン投票によって選出された女子レーサーが白熱バトルを繰り広げる。ビッグレース恒例のカウントダウンコラムでは「選ばれし女神たち」と題し、ファンの思いを背負って戦いに挑む女子レーサーの横顔に迫る。第1回は産休明け初のレディースオールスター出場となる小野生奈が胸の内を明かした。

 2022年2月中旬から2023年3月下旬まで産休。レディースオールスターは2021年に純地元の芦屋で優勝して以来3年ぶりの出場となる。「久々という実感はあまりない。いつも通りですね」とサラリ。ただ、ファン投票9位で選出されたことについては「長く休んでいたけど忘れられてなかったですね(笑い)。本当にありがたい。休んでもこうやって応援してくれる人のために早くもっといいレースがしたいです」と感謝しきり。そして、投票してくれたファンの期待に応えようと気持ちも高めている。

 1年1か月の産休から復帰して間もなく1年が経過する。B2からの再出発となったが、ここまで7優出と女子トップレーサーとしての存在感を発揮している。今年1月からはA1に復帰し、前走は芦屋九州地区選に参戦とGⅠ舞台にも戻ってきた。

「産休中でも後輩にプロペラのアドバイスとかもしていたし、後輩のレースもずっと見ていた。その中でターンでこんな症状が出た時はプロペラはこんな状態なんじゃないかとか意識がボートから離れなかった。ずっとイメージを持てていたから、復帰してもプロペラには戸惑いはなかった。後輩のおかげですね(笑い)」と調整面では長期離脱の影響は少なかった。

 その一方で「ボートとの一体感がないような気がする。産休前は試運転とかでも思い切ってハンドルが切れていたけど、今は思い切ってできていない。ボートに振り回されている感じがするんですよ。もっとボートを体で操縦したい」とレース勘、自身の動きについては違和感が残っている状態だ。

 そのため現在は「レース場では筋トレするようにしている。それとボートに乗ることが一番なのでレース場ではめちゃくちゃボートに乗るようにしている。エンジンとプロペラを感じながら乗っていますね」と感覚を取り戻すために汗を流している。

 びわこは昨年12月に優出するなど5優出2Vと結果を出している。「優出はしたい。びわこは若い時から好き。相性はいいと思う」。得意水面で完全復活へ前進する。