ピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ2024」の準決勝が11日に行われ、決勝進出者9人が決定した。そうした中、2022年王者のお見送り芸人しんいち(38)が準決勝の審査員を務めたことで一部ネット上で〝炎上〟する騒ぎが勃発。そこで審査員という大役を終えたしんいちを直撃。その胸中を聞いてみると――。

 しんいちが、07、08年王者のなだぎ武とともに準決勝の芸人審査員を務めることが発表されたのは、今月7日のこと。しんいちは同日、自身の「X」(旧ツイッター)に「僕は!!!審査員様だ!! ワハハハハハ!!!R-1グランプリ最高」と投稿した。

 これに反応したのが、22年のR-1でしんいちと優勝を争い、準優勝となったZAZY。「今回出てない僕が言うのは100違うけど、こんな審査員の大役を〝おいしい〟としか思ってない芸人に頼まないで欲しいよ。やっぱり大会全体のモチベーションを保つために最低限、出場者が審査されて納得いく人を審査員にしてほしいな」とXで異議を唱えた。

 さらに今回、準決勝に出場したおいでやす小田もZAZYに賛同。「R-1のために言うで! これに関してはZAZYが正しいと思う。芸歴制限解除された大会でもしんいちくんが審査すんの?!」と指摘。

 さらに「旧R-1予選で一度も僕らに勝てなかったしんいちくんが?!しんいちくんが悪いというよりR―1が悪い。出場者は審査に不利になったらイヤやから声を上げてないだけ。僕は言わせてもらう。全員に100点つけろよー!!!」と記した。

 R-1では21~23年に出場資格が芸歴10年以内という制限があったが、今年から撤廃された。出場資格があった16~20年に5年連続で決勝進出している小田は「その間しんいちは決勝進出していない」と言いたかったようだ。

 ZAZYや小田の投稿もあり、ネット上にはしんいちが準決勝の審査員を務めることへの不満の声も目立った。こうした逆風の中、しんいちはどんな思いで審査をしたのか? 取材に対して、しんいちは「当たり前ですけど、いたって普通に審査しましたよ。それに僕としては、オファーが来たから受けただけなんで」と明かした。

 そもそも〝芸人審査員〟として発表されたのはしんいち、なだぎの2人だけだが、審査員にはほかにも構成作家や、主催の関西テレビ社員も名を連ねていたという。

「全部で9人いました。もちろん僕の意見も反映されているけど、みんなで決めました。ネットで批判の声を上げている人たちは、そういうことを知らないんだと思います」

 そうした中で9人の決勝進出者を決定。「もちろん審査は難しかったけど、今回のファイナリストの9人については自信を持って選びました。始まる前はいろいろ言われたけど、決勝進出者が決まってからは審査について不満や文句の声はほとんどない。準決勝を見た人にとっては納得の人選だと思います」

 また、しんいちが審査員を務めることに異議を唱えた小田は準決勝で敗退したが「わざと落とすとか、そんなことできるわけないじゃないですか(笑い)。細かい審査内容については言えないけど、小田さんのネタもメチャクチャおもしろかったです」と話した。

 さらに来年以降も審査員を務めるかどうかについて聞くと「オファーがあれば、もちろんやります。なんなら決勝戦の審査員もやりますよ!」と胸を張った。