1月7日にスタートしたNHK大河ドラマ「光る君へ」は初回世帯平均視聴率が12・7%と、歴代ワーストスタートとなった。それでも撮影現場の空気は重くなるどころか、士気は上がるばかりだ。その理由は主演の紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子(35)の存在だ。現場でも自ら低視聴率の話題を持ち出し、スタッフを鼓舞しているという。

「光る君へ」初回の12・7%というのは、1989年「春日局」の14・3%を下回り、1963年からスタートした大河の歴代ワーストとなった。

 それでも吉高は前向きだ。1月9日にX(旧ツイッター)に「ワースト1位と書かれていたけど ワーストだってベストだって1位を取るのは狙っても難しいことだと思うの」「さてさてワースト1位からどう昇るのか」「下剋上大河として最後には沢山の人に愛される作品になっていたらいいなと思う今日でした。では!」などと投稿した。

 第2話、3話も12%台と振るわず、第4話、5話は11%台。厳しい数字が続いているが、NHK局内では今後の期待は大きい。

「視聴率は2023年の『どうする家康』を下回っている。局内でも先行きを不安視する声はあるにはありますが、『NHKプラス』の見逃し配信視聴数は、NHK全ドラマで歴代最高を記録した。視聴者からの評判も非常に良いので、まだまだこれからという空気です」(NHK関係者)

 撮影現場にも暗いムードは全くない。それを作り出しているのが〝座長〟である吉高自身だ。

「一番大変な立場にもかかわらず、ムードメーカーにもなり、スタッフらに声をかけている。お菓子を振る舞いながらお茶会を開いて交流することも。そこでは関係者やスタッフが気を使って話題にしづらい低視聴率についても自ら切り出し、『頑張ろう!』と明るく鼓舞。どの現場でも吉高さんを悪く言う人を見たことがないですが、共演者、スタッフらみんなの士気は非常に高い」(ドラマ関係者)

 吉高は2014年の朝ドラ「花子とアン」でヒロインを演じているとはいえ、撮影が1年以上にも及ぶ大河は朝ドラ以上の長期撮影となる。

 大の酒好きで知られる吉高はストレス解消のため「酒量が増えるのでは?」と周囲から心配されたりもしたが、昨年5月にクランクインした際に「撮影日には飲まない」と〝禁酒〟を宣言するほど、気合が入っている。今もそれを忠実に守っているとのことで、自宅など誰の目も届かない時にも〝飲んでいない証拠写真〟をマネジャーなどに送ったこともあったとか。

 第5話(2月4日)では「泣きじゃくる演技」がSNSで「圧巻」「すごい」と大きな話題となったが、撮影外では笑顔で勇気づける太陽のような存在でもあるようだ。(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)