◇大峯豊(40)山口支部92期
2023年は年間勝率7・13をマークし10優出2V。2度のF休みがあったことを考えれば悪くない結果だが、本人の中ではフラストレーションのたまる1年だった。
「2回しか優勝できなかったし、そこまでの手応えはなかったかな。SGも3回出させてもらったけど消化不良だった」
そのSGでまたとないチャンスがあった。まれに見る激戦となった8月の福岡メモリアル。結果は5号艇で準優に駒を進めて3着敗退。しかし、S後手に回って6着に大敗した予選2日目6Rのイン戦を押し切っていれば、計算上は準優1号艇が手に入っていた。
「そういうところですよ。自分はポカが多いし勝負弱い。メモリアルはそこまで(エンジンは)出てなかったけど、あれを逃げていればSGを勝っていたかもしれない。インで何回も飛んだわけじゃないけど、去年は余計に感じましたよ。〝俺ってこんなに勝負弱かったっけ〟って(笑い)」
それでもハイレベルな舞台で存在感を発揮できるのはエンジン出しのたまものだ。凡機を仕上げたメモリアルに続き、12月の福岡でも節間でエンジンを急上昇させて優出。5号艇からまくり差しを繰り出すと、先マイした柏野幸二を2Mで逆転して博多初Vを飾った。
「その部分はずっと自信を持っている。福岡の時も柏野さんに驚かれたくらい足が良くなった」
昨年10月で四十路に突入したが、まだ老け込む年ではない。近年はベテランの復活や活躍も目立っている。
「自分はボートレースがメンタルスポーツとは思っていないんで。もう40だしポカはそうそうなくならないでしょ(笑い)。いいエンジンを引いて、出し切れれば、とは思っていますよ」
昨年6月の戸田GⅠ67周年の準優で痛恨の勇み足。罰則強化によって年度内はGⅠ、GⅡのあっせんから除外される。その後も一般戦では格の違いで優出を重ねてきたが、21日の芦屋でまたしてもFを切ってしまった。
「これで今年は大きく出遅れることになった。4月からは仕切り直して稼いでいかないとダメですね。最近、(白井)英治さんに〝今年は大きいところを取らないとな〟と言われたので」
持ち前のパワー戦を大舞台で繰り出すことができるか。記念戦線への復帰が待ち遠しい。












