フリーアナウンサーの古舘伊知郎が23日までに更新した自身のユーチューブチャンネルで元テニスプレーヤーの松岡修造と対談し、「報道ステーション」(テレビ朝日系)のキャスター時代の苦労を明かした。

 松岡が「報道ステーション」のキャスター時代の古舘の印象について「(番組冒頭で)『こんばんは』は絶対に言わないですし、今までにないラフ的な部分を出そうというイメージもあってすごく新鮮だなと思った。でも(番組が)継続していった時に古舘さんの構えが変わってきた。スーツになって、言葉を少なくして、すごいなと思った」と語った。

 古舘は「変わらざるを得なかった。自分なりに考えて第一声が『ニュースキャスターじゃなくてすみません。これから追い追い勉強していきます』。これで猛抗議。『プロじゃないなら見たくねぇから辞めろ』と。ものすごかったですよ」と振り返った。当時、ネット炎上というワードも誕生し「自分流ができなくなった。だから折れたしスーツ着たし、ネクタイした」とスタイルを変更。

 古舘は番組冒頭で3年間、「こんばんは」を言わなかった。「スポーツ実況アナ上がりの原点を見せたくて『こんばんは』を言わないで、いきなり核心に入ろうと思った。『キャスターなのに、こんばんはも言わないのか』って」。3年間非難を浴び続けた。

 遂にプロデューサーから「古舘さん『こんばんは』ぐらい言ってくれませんか」とお願いされたという。古舘は「3年経って『こんばんは』と言った時唇が震えました。3年経って『こんばんは』という自意識が嫌なんです。自意識が嫌がってるんですけど、『こんばんは』と言うことで少し楽にもなったんです。妥協もしたけど勉強にもなりました」と回顧していた。