創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題で大きく割を食ったのが、デビュー間近といわれているジュニアのユニットだ。「Aぇ!group」に「HiHi Jets」「美 少年」の3グループがデビューできるかどうかが、新会社のこれからを左右するといわれている。

 先月中旬に「SMILE―UP.」の退所を表明したタレントの浜中文一が、Aぇ!groupがパーソナリティを務めるラジオ番組で「Aぇ!groupを早くデビューさせて下さい。お願いします」と懇願したことが話題になった。本来ならAぇ!groupはデビューしていてもおかしくなかったからだ。

 性加害問題を受けて、ワールドカップバレーの応援ソングに起用されるはずだったタイアップも白紙になり、デビューそのものが立ち消えになった。「先日、大阪・関西万博の500日前イベントが行われ、そこで万博のスペシャルサポーターが『THE RAMPAGE』や『FANTASTICS』などのLDH勢に決まったことが発表されました。ただ、万博1000日前イベントではAぇ!groupが大阪・関西万博1000日前イベント機運醸成応援団として出席していただけに、性加害問題がなければ、どうなっていたかと思わせました」とはあるテレビ局関係者。

 ただし、昨年末にメンバーの福本大晴が「コンプライアンス違反の疑い」で退所。コンプラ違反の詳細が表沙汰になれば、グループにとって少なからず影響を及ぼす可能性がある。

 ほかにもデビュー間近と言われていた「美 少年」だが、あるレコード会社幹部は「大手レコード会社でデビューの話が進んでいたのですが、完全に立ち消えになったそうです」というから、こちらも状況は厳しいまま。「HiHi」もデビューの話は聞こえてこない。

 芸能関係者は「それこそ補償問題、新会社の立ち上げと、ジュニアのデビューどころでないのはたしかでしょうが、デビューさせられないとなれば、ジュニアの育成にも大きく影響してくるし、今後の会社への影響も甚大になる」と指摘する。

「STARTO ENTERTAINMENT」の井ノ原快彦COOは会見で「デビューの概念が変わる」と話していたが、前出の関係者は「配信だけでデビューというのも今の時代、当たり前なのかもしれませんが、ファンはやっぱりCDを買って『何十万枚売り上げた』という数字を見て納得したいものなんです。それに、CDデビューを夢見るジュニアの子たちが、これから先、CDデビューはできないと目の当たりにしてしまえば、事務所に残る必要性がなくなる」と話す。

 それだけに「Aぇ!group」など3組の処遇は極めて重要になる。新たなデビュー組が誕生するのはいつになるか――。