〝世界の田中〟こと格闘家の皇治(34)が、惨敗劇を生んだ朝倉未来(31)の敗因を指摘した。未来は19日の格闘技イベント「FIGHT CLUB」でYA―MAN(27)にわずか77秒でKO負けし、一度は引退を表明する事態となった。ここまで一方的な展開になった理由は何だったのか。今後の未来が進むべき道とは――。

 キックボクシングルールでYA―MANと対戦した未来は、右ストレートをアゴに被弾し前のめりにダウン。何とか立ち上がるも、ラッシュになすすべなく崩れ落ちた。

 皇治は、1ラウンド(R)1分17秒で決着がついた一戦を「KOがあるなら、YA―MANだと思っていた。それが3Rで当たるのか、1Rで当たるのかと。未来君はめちゃくちゃ、ナメていただろうし、腰も浮いていた」と振り返る。

 自身も2021年大みそか「RIZIN.33」でYA―MANと対戦し、判定で敗れた。YA―MANの実力を認めると同時に、特に気になったのが未来のコンディションだという。

「いつもの体ではなかったし、覇気がなかった。練習しないと覇気は出ないから、今回はリングに上がるべきではなかった。どう考えてもオーラがなかったし、結局は人間なので余裕をかましていたのかな。判定もないし、立っていられればドローなので。100%、リングに上がる意味はなかった」

 未来がYA―MAN戦のオファーを受けたのは、7月のRIZINでヴガール・ケラモフに敗れたことが大きいという。「負けて居場所がないと焦る中で、この試合のオファーに乗っかってしまった」と推測する。

 試合直後、未来は自身のSNSで「長い間本当に格闘技にはお世話になりました」と引退の意思を示し、大きな波紋を呼んだ。だが、わずか2日後には「精神と体のダメージが抜けるまで、格闘技を休憩させてください。血へどを吐くような努力をして、来年必ず強い姿で戻ってきます。まだ心の炎は消えていない」と投稿。一転して現役続行を表明した。

 皇治も「彼も男なので、引退できないでしょ。今までやってきて、培ってきたものがある。朝倉君にも当然あるわけで、あの負け方ではやめられないし、やめる意味もない。ただ練習をしていなかっただけ」とした上で「いろんな事業をしていて、休みたいと言っても周りが休ませてくれないと思うけど、試合は空けた方がいいのでは。当分ゆっくりしても、1、2年は、みんな忘れないから大丈夫」と勧めた。

 21日には、自身がプロデュースする「NARIAGARI」の会見に出席。先日は右足を負傷したことを明かしていたが、大みそか「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)での総合格闘技デビューについて「単刀直入に言うと、大みそかは女の子と抱き合うのか、男の子と抱き合うのかというところ。すごく悩むけど、俺はファンが大事。猛烈なオファーをいただいているので、それに応えられるように動いている」と意欲を見せた。