タレントの石原良純が20日、「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。9月に宙組の25歳劇団員が急死し、遺族が劇団側のパワハラと過重労働があったと訴えている問題で第三者委員会を年内に設置することに「ツッコミどころ満載」とクサした。
宝塚歌劇団は9月に劇団員が急死したことを受けて、外部の弁護士らで構成する外部調査チームに調査を依頼。しかし、独立性が担保されたとは言い切れずに批判を浴びていた。
そんななか宝塚歌劇団側は、今回死亡した劇団員が所属していた宙組だけでなく、ほかの組もすべて巻き込んで全劇団員400人に聞き取り調査を開始し、さらに年内に第三者委員会を設置することが判明した。しかし、番組では宝塚歌劇団側が「劇団員死亡調査ではない」「死亡の経緯調査は終わったと考えている」と話していることも伝えている。
これに石原は「外部調査チームのときも何コレって思ってたじゃない!? こうなるってわかってましたよね。今回だって聞き取り始めるって誰が聞き取るの、それから理不尽な習慣の改善策をまとめるってことは組織的にあるってことを認めたの? それを前提にしたら死亡案件に対する調査は終わってるって、そんなことあり得ないじゃない。ツッコミどころ満載!」とクサした。
また元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「外部調査チームの調査報告書、実はエクスキューズがついていて、『資料の収集には限界があって新たな資料証拠などによって事実を訂正する可能性がある』と前段で言っている。そういう調査だったんですよ。それをもって終わったと考えているっていうのは、むしろ終わったことにしたいって考えてるってことなんじゃないか」と、宝塚歌劇団とその親会社である阪急阪神ホールディングスに対し、厳しく指摘した。