カリスマホストROLAND(31)の「売り掛け禁止」宣言に、ホスト業界の一部から異論が噴出した。

 ROLANDは17日、自身のX(旧ツイッター)で「この度、ローランドグループが運営するホストクラブの営業において、一切の売掛(ツケ)を禁止とさせていただきます」と宣言した。

 これは業界で相次ぐトラブルを踏まえての措置。女性客に高額なツケ払いをさせ、支払いのために売春をさせるケースなどが急増。暴力沙汰で逮捕者も出ている。

 ROLANDは「この度の一連の報道を重く受け止め、トラブルを未然に防ぐ為、グループ全店舗で一切の売掛を禁止させていただくという決定に至りました」と伝えた。

 素早い決断にネット上では称賛が相次いだが、同じく新宿歌舞伎町でホスト店を経営する桑田龍征氏からは苦言も飛び出した。同氏はユーチューブ番組「令和の虎」にも出演している売れっ子だ。

 桑田氏はXで「正直ローランドくんにはガッカリ」と吐露。「自分の店だけグループだけ責められてるのではなく業界全体で良くないと烙印押されてる状況でなぜこの決定をSNSで出せるのか」とし「新宿区長等と共に動いてくれてる方々のことを知ってか知らずか、あまりに他社にリスペクトのない行動ではないですか??」と問題提起した。

 桑田氏は続く投稿で発言の真意を補足説明。ようは売り掛け問題に対して、ホスト業界全体で対策に乗り出そうとしている矢先に、ROLANDが「売り掛け禁止」を表明したことで、足並みが乱れる可能性を危惧したようだ。

 ただし、桑田氏は「実は、昨日ツイートの後ですぐにローランドくんの関係者とやり取りをした中で、彼にも業界ごと変えなければと言う意思もあり、ただスピード感も重要との認識があったことも確認出来たので、この話は今後行政との話し合いにもっていきたいと思います」とも述べており、現在は〝同じ方向〟を向いているという。

 桑田氏は17日に公開されたユーチューブ「フランチャイズチャンネル」の動画の中で、日本維新の会の音喜多俊議員と激論。桑田氏は歌舞伎町にはホストクラブが200店舗以上あり、お店の質も千差万別であると明かし「ありとあらゆる人種がいる。きちんと教育されていない、売り掛け制度を自分の中で把握できていない人が、おかしな方向にいっている」と実情を明かした。

 その上で「いま、ホストグループの大手で新宿区長に自主規制を申し出ようかという流れになっている。区長の方も段取りが進んでいて、来週中には提出されると思う」。

 それでも問題がないだけではない。桑田氏は「1番ネックなのが、いまウチの業界の足並みがそろっていないこと。売り掛けの制度を作るとまた違った問題が出てくると思うんですよ。例えば、闇金みたいのが出てきたり、売り掛けをしてもいいような仕組みを作る大人が出てくる」と危惧。

 最終的には「抜け道できたら、根本的に売り掛け制度を規制して『何を直したかったの?』となる。人を刺すようなことが起きないようにするんであれば、やっぱり個々が注意すべきで。だから(規制に関しては)『もうちょっと待って』というのが業界の声ですね」と語り、自浄能力に期待したいという本音ものぞかせた。