作家・伊集院静氏が「週刊現代」に連載するコラム「それがどうした 男たちの流儀」が物議を醸している。故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡って、7日に会見を行ったジャニーズ事務所の東山紀之新社長を絶賛しているからだ。

 同誌9月23日号のコラムで伊集院氏は「あのジャニーズ事務所にこれほど男気があるというか、気骨のある人間がいたとは想像もしなかった。東山紀之さんのことである」と新社長をべた褒め。そして「ともかく守り抜いたのである。彼だけにしかできなかった。他にジャニーズに人物がいたとしたら長瀬智也かキムタクくらいだったのではないか」と指摘した。長瀬はすでに退所しているが…。

 さらに「中居正広なんぞは自分のことしか考えぬ、ただの二流タレントでしかない。東山さんは本当の兄貴格だったのだろう」と、やはり退所している中居を引き合いに出して東山を称賛する始末。おまけに「今、大河ドラマも松潤とかが演じているが、こんなつまらない大河も珍しい」と、性加害問題とは何の関係もない松本潤の「どうする家康」までバッサリだった。

 だが、7日の会見が批判を集めたのは、藤島ジュリー景子氏が代表取締役にとどまり、事務所の株100%を保有したまま、社名変更もしなかったからだ。そもそも東山は社長に就任したばかりで改革するのはこれから。評価するのは時期尚早だろう。

 ネット上には「伊集院はジャニーズ大好きおじさん」や「なんで他のタレントを批判するの?」「筋違いだ」といった声が投稿されている。

 伊集院氏と言えば「伊達歩」名義で近藤真彦のヒット曲「ギンギラギンにさりげなく」や「愚か者」などの作詞を手がけている。それだけに発言がバランスを欠くのかもしれない。

 芸能プロ関係者は「ジャニーズタレントに楽曲提供してきた山下達郎がラジオでジャニーズ寄りの発言をして炎上しましたが、伊集院氏がそれに続いた格好です。これでは事務所を擁護していると受け取られても仕方がない」と話している。