ジャニー喜多川元社長の性加害問題により、企業が続々とジャニーズ事務所所属タレントのCM起用見直しを発表する中、テレビ局の動きは全く〝異質〟だ。日本テレビは14日、10月期改編説明会で、櫻井翔(41)が報道番組「news zero」でキャスターを務めていることに関し、「変更なし」とした。ドラマやバラエティー番組でも降板などの変化はない。いったいなぜ、テレビ局は全く動かないのか?
ジャニーズ所属タレントの起用に関して、テレビ局の動向が注目されている。テレビ朝日は13日に10月期改編説明会を行い、ジャニーズタレントが出演している番組に関して「影響なし」と継続を宣言した。
その翌日に日テレも同様の回答をした。多くのドラマ、バラエティーにジャニーズが出演している日テレで、最も注視されていたのは櫻井の扱いだ。「zero」は報道番組ということを考えて、降板となってもおかしくなかった。「10月は継続となりましたが、この先は降板も含めて検討中という状況です」(日テレ関係者)
それにしても目立つのが、企業とテレビ局の全く違う対応だ。14日も複数の企業がジャニーズタレントを起用したCMの見送りを発表。櫻井が出演しているアフラック生命保険もジャニーズ事務所との契約を解除した上で、タレント個人との契約への変更を検討しているという。
一方、テレビ各局は特に変わることなく、これまで通りジャニーズタレントを起用し続ける方針だ。名だたる企業がジャニーズ事務所との契約を問題視しているにもかかわらず、一体ナゼなのか?
「今はジャニーズに逆風が吹いていますが、この流れがいつ変わるか分からないと恐れているのです。仮にこれから被害者への補償などをちゃんとやって息を吹き返す時が来るかもしれないと考えると、各局とも先陣を切りたくないという気持ちが強いのです。どこかの局がジャニーズを起用しないとなれば、右へならえとなるでしょう。各局がチキンレースをやっているような感じです」(制作会社関係者)
今までジャニーズ依存度があまりにも高かったため、全員降板となると番組が成り立たないという事情もある。とはいえそれはテレビ局の事情であり、相次いで「変更なし」としたことに批判も多く出ている。
ただテレビ各局はいつまでもそんなことを言ってはいられないだろう。「いまはジャニーズタレントのCM起用を見直すという段階ですが、そう遠くないうちにジャニーズ番組のスポンサーを降りるという企業が出てくるでしょう。そうなるとジャニーズタレントを起用できなくなります」(同)
テレビ番組でもいつ〝降板ドミノ〟が起きてもおかしくない。












