ジャニーズの人気グループ「なにわ男子」がメインパーソナリティーを務める日本テレビ系夏の大型特番「24時間テレビ 愛は地球を救う」(8月26~27日、東京・両国国技館)の放送まで、いよいよ1か月となった。だが、局内は盛り上がるどころか、批判されることにおっかなびっくりの様子だという。その理由は、もちろんジャニーズ事務所の性加害問題だ。皮肉なことに同番組のコンセプトが〝子どもの未来〟だったわけで――。

 今年の24時間テレビは総合司会に羽鳥慎一アナと水卜麻美アナが務め、芦田愛菜、有働由美子、小泉孝太郎の3人がチャリティーパーソナリティーに就任。メインパーソナリティーの「なにわ男子」のほかに、関西ジャニーズJr.「Aぇ! group」が系列局である読売テレビのスペシャルサポーターに決まった。同グループがスペシャルサポーターを務めるのは4年連続だ。

 ところが、ある日テレ関係者がこうこぼす。

「本来なら、いろいろな発表をして番組を盛り上げていきたいのですが、世間の反応を見ながら本当にギリギリになってから発表しています。なので、例年よりもちょっと遅れ気味の進行になっているんですよ。なぜか? 余計なバッシングを受けたくないからです」

 もちろん、ここにはジャニーズ事務所の性加害問題が大きな影を落としているのは言うまでもない。同番組のメインパーソナリティーはこれまでKinKi KidsやV6、嵐など歴代の所属タレントが務めてきた、いわば〝ジャニーズ枠〟。今年も「なにわ男子」が務めている上に「Aぇ! group」までスペシャルサポーターとして起用されている。チャリティー番組にもかかわらず、性加害問題に揺れる企業のタレントがガッツリ絡むことに疑問の声も少なくない。

「国連の人権理事会まで動いている状況なのにチャリティー番組に出演することに違和感を覚えるのも無理はない。今のテレビ局は『タレントに罪はない』というスタンスですが、『そのタレントたちも見て見ぬふりをしていたんじゃないか』との批判もありますからね」(同)

 それだけではない。今年のコンセプトが何ともバツが悪いのだ。

 ある芸能関係者は「テーマは『明日のために、今日つながろう。』なんですが、そこには『子ども、環境、SDGsなど、未来に向けて考えるべき社会問題について考える』という思いが込められています。でも、このタイミングで『子どもの未来』ですからね。『まずはジャニーズ事務所がしっかりした子供の未来への見解を示せ』と突っ込まれているくらいです」。

 吉無田剛総合プロデューサーは番組の公式サイトで「今年の24時間テレビは、番組が1978年から支援を広げてきた福祉を中心とした分野にプラスして『子どもの未来』『環境』といった、より〝未来志向な〟チャリティー分野を大切にしていきます」とコメント。

〝未来志向〟がしらじらしいものにならなければいいが…。