ダンスプロデューサーで振付師の夏まゆみさん(享年61)が先月21日にがんのため死去したと6日、明らかになった。国民的アイドルグループと呼ばれた「モーニング娘。」や「AKB48」の〝育ての親〟として知られ、現在のアイドル文化の礎を築いた。
夏さんはAKB48の立ち上げから参加。劇場創設にも尽力し、ダンス未経験者が大半を占めたメンバーを指導&育成、振り付けや演出まで担当した。
「前田のアイドルとしての才能を見いだしたのも夏さんでした。1期オーディションの審査員を担当し『あの子は芸能界で輝ける!』と猛プッシュした。その後に前田は絶対的センターと呼ばれるほどに成長しただけに、その眼力もすごかった」(元AKB関係者)
もっとも夏さんがAKBを担当していたのは、結成された2005年から07年の約2年間と決して長くはない。
それでも高橋、小嶋陽菜、峯岸みなみ、篠田麻里子ら1期生をはじめ、多くの卒業生が追悼コメントを寄せたのは、グループに影響を与え続ける〝濃密な2年間〟だったからに他ならない。
手を離れた後も、国民的なグループへと駆け上がり、同時に長く伸びたメンバーらの〝天狗の鼻〟をへし折っていったという。
「寝る暇もないほどテレビやCMに出まくっていた時でも夏先生を見ると、当時を鮮明に思い出して震えあがっていた。リハにも1秒も遅れないように、楽屋から大急ぎでダッシュ。私語も一切せず、背筋を伸ばして、夏先生の声に耳を傾けていた。手を離れて何年経っても、影響力はすさまじいものがあった」(同)
夏さんがAKB担当から10年近く離れても「夢で夏先生にたるんだ姿勢を怒られた」と初心を取り戻すメンバーもいたほどだった。












