久留米競輪GⅢ「開設74周年記念 第29回中野カップレース」は27日、最終日を迎える。決勝は規格外の強さでバンクを席巻する脇本雄太(34=福井)をはじめ、新山響平(29=青森)―新田祐大(37=福島)―成田和也(44=福島)―渡部幸訓(39=福島)で4車結束の北日本勢ら見どころ十分の構成。そして、地元・坂本健太郎(42=福岡)も策を練って優勝のチャンスをうかがう。

 地元の頭脳派レーサーが、71周年以来となる地元GⅢ優出を果たした。準決は前を任せた北津留翼が鐘前から気迫あふれる走りで、主導権奪取に成功。坂本貴史目標から自力にチェンジした新田―渡部の強襲に屈したものの、北津留との3着争いを制した。

「翼がいいところで頑張ってくれた。(決勝に)乗れなくても翼が3着だし素直に喜びたい、と思っていた」と振り返った。

 今大会は初日1RでS級デビューの後藤大輝マークから始まり、2日目は脇本、準決が北津留と気の抜けないレースが続いたが、食らいついてきた。

「ベテランになったので、調子を落とさないようにして上がればいいかなっていう調整方法が合っている」。体に即した調整メニューが功を奏しているようだ。

 決勝は津村洸次郎と九州2人だったが、関東の坂井洋に飛び付いた。「連係は過去に1回はある。強いのでひょっとしたらワンチャンあるかも」

 脇本、新山のS班を相手にどうする? 策士の腕の見せどころだ。