歌舞伎役者の坂東玉三郎(73)と片岡愛之助(51)が22日、京都府内で行われた8月「坂東玉三郎特別公演」(8月3日~27日=南座(京都市))の取材会にそろって出席した。
同公演の演目は「怪談 牡丹燈籠」で、玉三郎による本作の上演は関西では初めて。昨年の四谷怪談に引き続き片岡愛之助と共演する。「牡丹燈籠」は、三遊亭円朝の落語をもとに、人間の欲望を巧みに描き出しながらも、くすりと笑える夫婦のやりとりを随所にちりばめた怪談物の傑作だ。
今回初めて伴蔵を演じる片岡は「うちのお客さまにも『怖いんでしょ。今回はやめとく』と言われるんですけど、そんな恐ろしいというほど怖くないです。楽しんでいただけるようにできております」とアピールした。
日本の真面目な芝居に笑える芝居は少ないと解説した坂東は「牡丹燈籠は怪談というもののハッピーエンドなんです。だから私はこの芝居、大好きなんです。ニューヨークのゴーストなんかは、相手はいないけど幸せになれる。そういう芝居って、なかなか日本に無い。(牡丹灯籠は)特別な芝居だと思う」と説明した。続けて片岡は「四谷怪談は、どんどん悪くなっていくんですが、生きる事の力強さが何にでも共通するのかなと思います。今回は、一生懸命頑張るところがおかしい」と話した。さらに坂東は「よく幽霊が100両持ってくるものだと思います。木の葉で消えちゃうんじゃないかと…そこが怪談ですよね」と笑わせた。
小さい頃から片岡と共演してきたと語った坂東は「お互いに遠慮なくつかみ合いで演技していきたい」と意欲を語った。












