歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が18日、東京・目黒区の自宅で両親とともに倒れて病院に救急搬送され、衝撃が走った。猿之助の命に別条はないものの、両親は死亡した。猿之助は、昨年の性加害問題から復帰した、いとこで俳優の香川照之(市川中車=57)と6月公演で〝夫婦共演〟することに尽力していたというが、これへの影響も必至。梨園が激震に見舞われた――。
猿之助は18日午前10時15分ごろ、自宅で、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(本名・喜熨斗宏之、きのしひろゆき=76)、母親(75)とともに倒れているところを迎えに来たマネジャーに発見された。
地下の部屋で意識がもうろうとする中、駆けつけた捜査員に両親の居場所を聞かれ、「上にいる…」と説明したという。証言通り、両親は2階で倒れているのを発見され、母親の死亡はその場で確認された。3人は病院に搬送され、段四郎さんは病院で死亡が確認された。両親に目立った外傷はないという。猿之助は命に別条はない。
猿之助が倒れていた場所のそばには、文末に自身の本名(孝彦)が記されたメモが発見された。
猿之助はこの日発売の女性誌「女性セブン」で、劇場関係者らに対するハラスメント疑惑が報じられていた。
梨園は騒動が続いている。猿之助のいとこの香川は昨年8月、東京・銀座ホステスへの性加害を報じられ、テレビ番組を相次いで降板。12月に東京・歌舞伎座の公演で復帰したものの、活動の場は歌舞伎しかない。
梨園では歌舞伎俳優がスキャンダルを報じられても、「世間の非常識は梨園の常識」「芸の肥やし」とばかりにおとがめなしのケースが少なくない。「梨園のイメージダウンは避けられません。梨園は狭い世界。コンプライアンスが徹底されていないと思われても仕方がないです」(梨園関係者)
猿之助と香川が共演して歌舞伎座で行われる6月(3~25日)にも影響が出そうだ。別の梨園関係者の話。
「演目は近松門左衛門の名作『傾城反魂香(けいせいはんごんこう』。中車さん(香川)が夫役、猿之助さんが妻役で夫婦愛を描きます。この作品で、猿之助さんは過去に妻役を務めたことがありますが、中車さんにとって夫役は初。猿之助さんは自身が慣れた役で香川さんをサポートしたい意向があったと聞きました。ただ、今回の騒動で上演自体が危ぶまれる事態に…。香川さんのメンタルを心配する声も上がっています」
また出演映画「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」の公開も6月16日に迫っている。こちらも重要な役で、今後の状況次第では公開が危ぶまれている。
騒動の今後の焦点は、猿之助が捜査当局の聴取に何を語るか――だ。その内容によって、事態はさらに大きく動く。












