人気歌手マドンナが1992年に出版した写真集「SEX」の写真40点以上が、10月にニューヨークでオークションにかけられることになった。英米メディアが報じた。
オークションはマドンナと、撮影に当たった写真家スティーヴン・マイゼルによる「ザ・セックス・フォトグラフス」と題されている。10月の開催前には厳選された写真が、5月23日から6月2日までロンドン、6月27日から7月6日までパリ、9月30日から10月56日まではニューヨークと、各国のオークション会社「クリスティーズ」で展示される。
「SEX」は92年10月に刊行され、過激な性的内容が発売前から話題となっていた。発売初日には米国で15万部を売り上げ、3日後には全世界で初版の150万部を売り切る大ベストセラーとなった。
発売時は最も初週で売れた写真集となり、発売数日間は世界各国で毎日50万部以上を売り上げたという伝説も残る。あまりに過激なため、日本ではタイトルと内容を変えた修正版が発売され、輸入版は発売禁止となっていた。22年にはイヴ・サン・ローランと出版社のキャラウェイとのコラボレーションによって再発されている。
「SEX」には475枚の写真が収録されているが、撮影された写真は実に2万枚に及ぶという。初公開の写真もオークションに登場するのは間違いないだろう。
クリスティーズの副会長兼写真部門国際責任者であるダリウス・ヒメス氏は「スティーヴン・マイゼルとのコラボレーションによる悪名高き『SEX』が発売されてから30年。現在ではこれらの写真がどれだけアイコニックなものであるかが明らかになっています。20世紀末の美術史において、見事な瞬間を捕らえた写真は、遊び心と予見に満ちた時間を要約しており、自らのイメージに意識的な人物(マドンナ)によってスターダムが開拓される未来を示唆していました」と語っている。
なお、40点以上に及ぶ写真の収益金の一部は、マドンナがアフリカのマラウイ共和国に設立した慈善団体「レイジング・マラウイ」に寄付される。







