◇田村隆信(45)徳島支部85期

 ボートレース若松のプレミアムGⅠ「第24回マスターズチャンピオン」が18日に開幕する。45歳以上の経験豊富なトップレーサーが集結。ボートレースの魅力、厳しさ、テクニックをファンや後輩に伝えてきた〝伝道師〟が、その巧みな技を駆使して頂点を目指す。今年からボートレース界を席巻した「銀河系軍団」が参戦。カウントダウンコラム「伝道師走る」第1回は初出場となる銀河系軍団の田村隆信が胸中を明かす。

 3月15日に45歳となり「マスターズチャンピオン」の出場資格をクリアした。「初出場で走ったことのない大会。特にイメージはないかな。でも、自分も40から50という年齢になって他の40~50歳のレーサーがしっかり走っているのを目にすると、すごいなと思う。体調面とかレースへの向き合い方とかを含めてね」とマスターズ世代の仲間入りを果たしたことを感慨深げに話す。

 1999年にデビュー。2001年1月に蒲郡で初Vを飾ると2003年2月にはヤングダービーの前身ではる新鋭王座決定戦(まるがめ)でGⅠ初V。2004年7月には若松オーシャンカップでSG初Vとトップレーサーへの道を歩んできた。通算64V、SG3V、GⅠ15V。同じ85期の井口佳典、丸岡正典、湯川浩司もSG、GⅠ戦線で大活躍。ボートレース界に旋風を巻き起こした85期は「銀河系軍団」「ギャラクシー軍団」と呼ばれるようになった。その銀河系軍団がいよいよマスターズチャンピオンに参戦してくる。

 近況については「絶好調とは言えない」という。それでも1月には徳山GⅡモーターボート大賞で優勝。史上5人目となるSG、プレミアムGⅠ、GⅠ、GⅡ、GⅢ、一般戦の全グレード制覇を達成した。「〝全グレード〟というくくりはまったく意識していなかったけど、達成できたことはうれしい。まだGⅡを勝てるくらいの力はあるよ、ということ」と不敵な笑みを浮かべる。

 2走前の鳴門GⅢ企業杯から前走の住之江まで約1か月、実戦から離れた。その理由を「意図的に少し間隔を空けて体を休めました」と打ち明ける。そのリセットして臨んだ住之江ではしっかり優出。そして今大会は満を持しての〝復帰2戦目〟となる。

「マスターズチャンピオンのあとは児島GⅠ71周年記念、芦屋SGオールスター、蒲郡GⅠ68周年記念、徳山SGグラチャンと続いていく。マスターズチャンピオンを走ることで何かのきっかけになればいいかな」。

 SG、GⅠ戦線が本格化する前に1か月間の休養をはさむなど準備は万端。銀河系軍団がマスターズ世代の戦いでも旋風を巻き起こす。