◇大沢風葵(22)群馬支部126期

 二世レーサーが着実に歩みを進めている。父は現役ボートレーサーの大沢普司。やはり、この世界に足を踏み入れた理由も「父がレーサーだった」から。

 126期生として養成所を卒業すると、父・普司の弟子としてプロ生活がスタートした。「デビューしたころはペラとか操縦のことを言われていました。あとは目標だとか、モチベーション、気持ちの部分を言われていました」と振り返る。ただ「最近はそこまで細かく言われなくなった」という。

 それは息子の成長ぶりを認めてのことだろう。デビュー期にすぐさまB1級に昇格を果たすと、2023年前期には5・58の勝率を残しA2昇格。そして2023年後期は13日時点で6・68の数字をマークしており、初のA1昇格もほぼ確定的だ。「デビューして3年くらい経つけど、自分の中では順調にやってこれているのかなと思います。言われていたペラだとか、いろんなことをやって調整の幅が増えてきました。今はどこに行ってもある程度は戦える状態にできている」と調整面での手応えを口にする。

 レースについても「もともとターンに関しては自分の中では下手ではないと思っていました。あとは昔より冷静になれているなと…。他の舟も見れるようになりました」と成長を実感している。

 2022年6月の浜名湖でデビュー初優勝。さらに2走前の宮島では2度目のⅤをゲットした。「初Ⅴに関しては〝まさか″という感じでした。同世代で誰もしていなかったし、もちろん狙ってはいたけど、びっくりしました。宮島も4号艇だったし、初Ⅴの時と同じでびっくりでしたね」と笑顔で振り返った。

 レーサーとして充実の日々を送る。プライベートについては「休みの日は家にいたり、買い物や飲みに行ったりがメインです。ただ、最近は全然休みがないので…。家自体にもあまり帰れていない。やっぱり家が落ち着きますね」と素顔をのぞかせる。

「これからもやることは変わりません。高い目標を持ってしまうと、ダメだった時に崩れるかもしれないので…。自分なりに、常にそのレースに目を向けて頑張ります」ときっぱり。将来、群馬支部を背負って立つ新鋭に目が離せない。

☆おおさわ・ふうき 2000年12月21日生まれ。群馬支部の126期生。群馬県出身。2020年5月に桐生でデビュー。同年8月のとこなめで初勝利。2022年6月に浜名湖で初優勝。同期に常住蓮、中野希一、大場恒季、浜野斗真、仲航太、大原祥昌、山口真喜子ら。