芥川賞作家タレントの「ピース」又吉直樹(42)が24日、10年ぶりのエッセイ集「月と散文」出版を記念し、ファン向け朗読会を開いた。トークを盛り上げたのは同い年の芸人仲間、「フルーツポンチ」の村上健志と「しずる」の村上純。
収録エッセイ66話のほとんどは2020年以降に書かれたもので、コロナ禍での日々の暮らしが描かれているそう。質疑応答コーナーでは、ひと足早く読んだメディア関係者から「過去の作品の中で、最も恋愛の気配がしない本だったと思います」という指摘があった。
又吉は「いや、でもそれはたまたまですね。意識したわけではないし…」とコメント。「でも、エピソード少ないよ私は、恋愛。大体1つのことか2つぐらいのことを順繰りに、何回も同じことを書いてるだけやから」と明かした。
すかさず、しずる村上は「僕が(又吉作品を)読んだ限りでは、小学校(の時)か。好きだった女の子の話とか出てきますけど、それは恋愛として書いてるわけじゃないから…。単純に自分にあったこととか、印象的なこと、自分がどういう奴やみたいな話の中での流れで出てきたりはしますけど」とフォローした。
又吉は「そもそも、どう? みんな、人前出る仕事してて、『エッセイ集出しました』って言って、そこに恋愛の話書く?」と〝W村上〟に逆質問。
又吉が「俳句もやってる、短歌もやってるし文章も書いてたり、すごい言葉に対して敏感」と刺激を受けているフルポン村上は、「過去のもう終わったモノ(恋愛)とか、自分の中で整理できてるモノはあっても、進行中とか、まだちょっと傷癒えてないんですけど…ってのは書かないかな」と回答。しずる村上は「読んで下さる人にどう読まれるか、ちょっと恋愛モノって難しいところありますもんね」と答えた。
又吉自身は「でも(恋愛エピソードが)あれば書きたいですけどね。そのまんま書くっていうよりは、やっぱりそういうのは小説とか短編小説みたいな形のほうが書きやすいかもしれないですね」とした。












