【今週の秘蔵フォト】1970年代に「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」と呼ばれ、76年からはTBS系の人気クイズ番組「クイズダービー」の解答者を16年間も務め「三択の女王」として一気に全国区となったのが竹下景子だ。

 高校1年生の時にNHK「中学生群像」出演後、73年NHK「波の塔」で本格デビュー、75年のATG映画「祭りの準備」では重要な役に抜てきされヌードを披露した。その後、数多くのドラマに出演する人気女優となった。渥美清の超人気シリーズ「男はつらいよ」ではただ1人、異なる役でのマドンナ役を3度も務めている。

 竹下が女優として花開く前の76年12月10日付本紙では東京女子大文理学部「5年生」の時のインタビューが掲載されている。当時23歳。翌年1月に日本テレビ系「愛の嵐」、2月にNHK銀河テレビ小説「春の谷間」出演を控えていた時期だった。

 女子大生という言葉に興奮した記者の質問には「古いわね。『女の園』なんてイメージは全くないんだから。サークルやダンスパーティーで他の大学とかなり交流がありますから。あなたが想像するより女子大生なんてシラけてます。私もキャンパスとスタジオをとっかえひっかえ行ってるんだけど、なんかふっきれないものがあるんです」と一喝した。当時から機転が利いていたようだ。

 ヌードシーンに話が及ぶと「色気があるなんてとんでもない。私ってすごく時代遅れの女で、少しもいいところがないんです。要するに平凡。平凡な男がいてそれに連れ添うように平凡な女がいる。そういうドラマを一生懸命演じれば、やがて何かをつかめるのでは…」と真剣な表情で語った。

 理想の男性については「漠然としているけれど、どんな仕事をしててもいい。夢を実現させようと心掛けている人です。だって私、男性と深いかかわりを持ったことがないんだもの。フワーッとしたことしか言えません」と笑顔を見せた。

 80年代にはフジテレビ系の人気ドラマ「北の国から」でも好演。映画、ドラマ界の巨匠たちに重要な役を与えられる地位を確立した。93年の山田洋次監督「学校」では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得。69歳の現在も第一線で活躍を続けている。