日本マクドナルドは16日、ハンバーガーやマックフライポテトなど約8割の商品の店頭価格を16日から10~150円値上げした。ハンバーガーは150円から170円に、チーズバーガーは180円から200円になった。原材料価格や物流費などの上昇、円安の影響が理由だという。

 マックのハンバーガーは1号店が銀座に出店した際、80円。バブル期直前の1980年代前半には230円だったが、バブル崩壊以降、デフレ路線に合わせ65円、さらに2002年には59円にまで下がったことがあった。その後、徐々に上がり、05年からの「100円マック」時代を経て、しばらく110円をキープしてきた。22年3月に130円、同年9月に150円。今回、170円になった。SNSやネット掲示板では「値上げでアルバイトの時給が上がればいい」「毎日食べている層にはきつい」「今までが安すぎた」などさまざまな意見が出ている。

 日本では10円、20円の話でカンカンガクガクだが、世界的には格差拡大がすさまじくなっている。国際非政府組織(NGO)オックスファムは16日、「最も裕福な1%の人は、過去2年間に世界中の99%が集めた富のほぼ2倍の富を手にした」との年次報告書を公表した。

 オックスファムは14年に「世界の最富裕層85人の資産額が、全世界の人口の半分、35億人分の財産に相当する」とし、16年以降から「世界の上位1%が残りの99%よりも多くの富を持つ状況になった」と警告してきた。

 そして今年は「最富裕層の1%が、2020年以降に創出された42兆ドル(約5400兆円)の新しい富のほぼ3分の2を獲得した。これは、世界人口の下位99%のほぼ2倍に相当する」と格差拡大を主張した。

 昨年11月、世界の人口は80億人を突破したことが明らかになった。この2年で1%(8000万人)の人の資産が28兆ドル(約3600兆円)増え、残り99%(79億2000万人)の資産が14兆ドル(約1800兆円)増えたというわけだ。

 オックスファムは「世界の億万長者に最大5%の税金を課せば、年間1兆7000億ドルを調達でき、20億人を貧困から救うことができます」と指摘している。