松戸競輪の「ウィンチケットミッドナイト競輪」が5日に幕を開ける。奥井迪(41=東京)が新春走り初めに燃えている。

 昨年末の平塚「ガールズグランプリ2022」は前に前にたたみかける奥井らしさが随所に出たレースだったが「冷静に走れなかった。自分とサトミナ(佐藤水菜)たちのスピードも違ったし、メンバーとの力の差も感じた。落車がなければのみ込まれていたでしょう」と3着を手にしたとはいえ、力量の差を肌で感じて苦笑いした。

 それでも、収穫はあった。今年のガールズグランプリは奥井のホームバンクである立川で行われる。そこへ向けてモチベーションが高まった。

「立川のための平塚だと思っています。やっぱり平塚を走って目指すステージはここだと思ったから。今、足りないものも全部分かりました」

 今年からガールズケイリングランプリの選考基準が大きく変わった。トライアルの優勝者と賞金上位7人から選出されていたが、新設されたパールカップ、オールガールズクラシック、競輪祭女子王座戦の3つのGⅠを制した選手にグランプリの出場権利が与えられる。「本来のあるべき姿ですよね。当然、まず勝ちたいし狙いますよ」と情け無用の勝負の世界でのガチンコ対決を歓迎した。

 まずは出場権利をひとつずつ取っていく。そのためには普通開催を取りこぼしなく勝ち続けることが重要となる。「決勝の大敗がこれまでの課題だった。今回しっかりと優勝していいスタートを切ります」。初日かららしさ全開のレースで華々しく2023年を始動する。