俳優の滝藤賢一(46)が都内で5日、劇場用長編初主演作「ひみつのなっちゃん。」(来月13日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。
映画は、田舎の親にはオネエを隠し、周囲には素性を明かさずにいたドラァグクイーン(女装パフォーマー)が突然死んだら、ドラァグ仲間は葬式をあげるまでどれだけ大変か…というストーリー。滝藤は死んだママ・なっちゃんと旧知の仲のバージン役を演じた。この日はドラァグ仲間モリリン役の元ジュノンボーイ・渡部秀(31)、なっちゃんの母親役・松原智恵子(77)、そして脚本も手掛けた田中和次朗監督も登壇した。
ドラァグ姿の等身大パネルの前で、滝藤は「いやぁ美しいなぁ」と第一声。「ホントに皆さん(スタッフ)にきれいにしてもらいました。もう自分でも驚くほど、こんな自分がいるんだなって…。新しい、眠っていた何かが…」と自分に酔いしれた。
役作りのため、最初はLGBTQ+(性的マイノリティー)の映画ばかり見ていたそうだが…。
「いろいろ見てたんですけど、なんか自分の中でシックリ落ちてくるものがなかったんですよね。それで、もうそもそも(ドラァグは)女優さんに影響受けたんじゃないのかなと思って、それからはオードリー・ヘップバーンとかマリリン・モンロー(の映画)とか見て、すごく自分の中にスッと入ってくるものがあったんで、その辺をすごく見て研究しました」
滝藤は5年前と一昨年、主婦の女装姿でシンク用洗剤のCMに出演。今回は往年の名女優を研究しただけあって、かなりのバージョンアップを遂げたようだ。
撮影中、カメラが回っていないところでも「僕は一回もオフらなかった」といい「ず~っと女性でいました。撮影の何か月も前から」とのこと。「だから今日初めて、本当の僕としゃべったって感じですよね」と滝藤から振られ、渡部は「撮影当初からやはり全然違う印象と言いますか…」と恐縮しきりだった。
この日は、なっちゃん役を演じたのがカンニング竹山だと明かされた。松原は、滝藤と渡部のことを「きれい」とほめたのに、竹山の女装写真については「かわいいですね」と言うにとどめた。田中監督は竹山を起用した理由を「皆さんが分かる方がいいなっていうのと、あとボスというような役柄なので、ちょっとご意見番のようなイメージがあったらいいな~と思って、スタッフと相談して…」と説明した。












