小池百合子東京都知事は元「乃木坂46」メンバーでタレントの山崎怜奈(25)に一体何を期待しているのか。

 4日、東京都庁で「歴史・文化を軸にした東京の魅力発信に係る懇談会」が開催。東京都は「スシテックトーキョー」というプロジェクトを展開予定で、これは“Sustainable High City―Tech.Tokyo”の略。最先端のテクノロジーやデジタルノウハウを通じて「持続可能な新しい価値」を東京から世界に発信するというコンセプトだという。懇談会はサステナビリティー(持続可能性)のあった江戸の魅力を発掘して広めていこうという目的がある。

 出席した山崎はあいさつで「情報発信に近いところにいる身としては、文化芸術をどう伝えていけばいいかというと、若者に興味を持ってもらうことが重要」と訴えた。

 懇談会にはほかに東京学芸大学名誉教授の大石学氏、NHKメディア総局編成センターチーフリードの土屋勝裕氏、城郭ライターの萩原さちこ氏が参加。なぜ山崎が懇談会のメンバーに選ばれたのか。

 都の担当者は「山崎さんは歴史についての本を出版しており、歴史に詳しい。また、歴史というと年齢層が高い人が好きな印象がありますが、元乃木坂46ということで、若い人と特に女性に対しての発信力があり、そこに期待をしています」と明かした。

 山崎は2021年に著書「歴史のじかん」を出版するなど、歴女(歴史好きな女性)の一面がある。江戸川区の出身で、東京が地元ということもある。

 メンバー選定は事務方で行っているが、もちろん小池氏の了解あってのこと。懇談会では小池氏から「AKB?」と間違われるハプニングもあったものの、山崎の発信力が買われているのは間違いない。