体調不良でレギュラー番組を相次いで欠席したタレントの中居正広(50)が、徐々に復帰を果たすことになった。日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」の収録が今週、都内のスタジオで行われ、もう一人のMCでタレントの笑福亭鶴瓶(70)とともに参加。鶴瓶にも心配されたが、笑顔を見せたという。

 中居は9月中旬から遅めの夏休みを取り、当初は同下旬から仕事を再開する予定だった。ところが、体調不良を理由にMCを務めるテレビ朝日系「中居正広のキャスターな会」の今月1、8日放送を2週連続で欠席。冠番組のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の14日放送も欠席した。

 トータルで3週間ほど仕事をセーブ。芸能活動30年超の元国民的アイドルにとって、初の〝長期休み〟となった。

 7月にも急性虫垂炎で救急搬送されて手術を受けていただけに、体調が大いに心配されるが、徐々に復帰を果たす。

「キャスターな会」の15日放送には3週間ぶりに出演。TBS系で20日に生放送されたプロ野球ドラフト会議の特番にも予定通り生出演した。

 今週、都内のスタジオで行われた「仰天――」の収録。そこにも元気そうな中居の姿があった。3週間ほどの仕事セーブ後、同番組の収録に参加するのは初。

「おぉ…大丈夫なんか?」

「ハハッ。大丈夫ですよ」

 日テレ関係者によれば、一連の報道で体調不良を知った鶴瓶から心配され、中居は笑顔で応じたという。

「仰天――」のツイッターは25日、次回の11月1日放送で中居は欠席し、代わりにジャニーズ事務所時代の後輩の「Kis―My―Ft2」藤ヶ谷太輔が鶴瓶と2人で進行すると発表した。

「中居さんが今週、収録に参加した回は11月上旬にもオンエア予定です」(前出関係者)

 中居の体調不良をめぐっては、実は〝深刻な病〟を患っており9月に極秘入院して手術を受けていた――と26日配信のデイリー新潮が報じた。確かに本人は意味深な発言をしていた。

 中居は3週間ぶりの出演となった15日放送の「キャスターな会」で、体調不良の原因として一部で肝臓の異常を報じられたことについて、「肝臓は普通の数値で関係はなかった。別の…ちょっと…」とこぼしていた。

 中居はテレビに育ててもらったと自覚しており、テレビに愛着が強い。レギュラー番組は非常に大切にしている。自身の体の〝異変〟は今夏にも把握していたが、周囲のスタッフに悟られないよう振る舞った。

「大好きな高校野球では今年も夏の甲子園にクギ付けで、注目カードは楽屋のテレビで、また仕事が午前で終わった日は直帰して自宅のテレビで観戦していました。何か患っていたとは気づかなかった」(旧知のテレビ局関係者)

 中居の完全復活を誰もが願っている。