世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の勅使河原秀行・改革推進本部長と「やや日刊カルト新聞」主筆でジャーナリストの鈴木エイト氏の〝一騎打ち〟の可能性が浮上している。鈴木氏といえば旧統一教会問題でメディアに引っ張りダコ。討論のリングとなるのは、旧統一教会追及で気勢を上げる「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)となりそうだ。

 20日午後2時から旧統一教会は6度目となる記者会見を開いた。直前にスタートしたミヤネ屋では鈴木氏と紀藤正樹弁護士を呼び、リアルタイムで会見を中継。勅使河原氏が説明する最中に2人が「異議あり」と解説を加えていった。このスタイルは以前から行っており人気。この日もネットでは「今日のミヤネ屋も神回」「ミヤネ屋攻めてるな」という反応だった。

 勅使河原氏が何を話しても「異議あり」と否定されてしまっているのだから、旧統一教会からすれば悩ましいはず。ところが、教会幹部は「いえ、ミヤネ屋などワイドショーにオンタイムで取り上げてもらうため、あえてこの時間に会見を設定している」とねらいを明かした。

 さらに「勅使河原の答弁は頼りないと本人も分かっているが、そのやり取りがすべて切り取られずに伝わることができればいいと彼は言っている」と編集なしに放送される利点があるという。

 ミヤネ屋は旧統一教会に厳しい報道で評価を上げている。当然、両者の間では激しいやり取りもあったという。「当初は『なぜこんな報道をするのか』とやり合ったが、途中で読売テレビの社員が対応しなくなり、制作会社の人しか対応しなくなった。もうしようがないかなと」(同)

 結果として放送時間に会見をぶつける手法を取っているわけだ。

 旧統一教会に対して政治の動きは急展開をみせている。岸田文雄首相は宗教法人法に基づく旧統一教会に対する質問権の行使に言及。年内に調査を開始して、裁判所に解散命令を請求するかどうか判断するという。18日には解散命令の要件について、岸田氏は「民法の不法行為は入らない」としていたが、翌19日に「民法の不法行為も入りうる」とひっくり返す事態も起きていた。

 旧統一教会の解散命令もあり得る状況に、前出の教会幹部は勅使河原氏のミヤネ屋出演にも言及する。

「以前、ワイドショーから紀藤弁護士や有田芳生氏との一騎打ちを要望されたことがあった。ワイドショー的に面白くなるし、教会としても(勅使河原氏の)人柄が伝わるなどいいところもあるが、やらないと判断していた。でも、そんなことを言っているうちに解散したら身もフタもない」

 やれることはやっておく。勅使河原氏と鈴木氏の一騎打ち討論がミヤネ屋で行われる可能性についても「ええ、そうですね」と前向きになっている。

〝テッシーVSエイト〟の生対決が実現すれば注目間違いなしだ。