「とんねるず」の石橋貴明が3日夜、自身のユーチューブチャンネルを更新し、亡くなったアントニオ猪木さんを初めて見た時のことを明かした。

 猪木さんの大ファンという石橋は、20歳のころに東京・代官山で生まれて初めて猪木さんに会った。今ではもうなくなった歩道橋を歩いていると、当時代官山に住んでいた猪木さんが反対側から歩いてきたという。

 石橋は、その時の猪木さんの様子をモノマネで再現。まるでリングに向かう時のように、戦闘態勢で歩いていたという。

「当時は筋骨隆々で、一番バチバチのころ」だった猪木さんは「ヨシ、ヨシ、ヨシ、ヨシ、ヨシ!」と言いながら階段を上がってきた。あまりの迫力に石橋は、あいさつもできないまま呆然と立ち尽くした。

「もうビックリですよ。小便チビるなんてもんじゃないですよ。ああ、アントニオ猪木さんだ~、って」

 その後しばらくすると、当時の妻だった女優・倍賞美津子が出てきたそうで、笑顔で「アントン見た?」と語りかけてきた。石橋が「はい、すごかったです!」と答えると、「よかった」と言って、倍賞は去っていった。

 石橋は「猪木さんが亡くなってしまったということで、僕の中でプロレスが完結してしまいましたね」と話し、さらに「長いこと、ありがとうございました」と両手を合わせた。