「大門未知子」に再び会える日が遠のいてしまった――。女優の米倉涼子(47)が28日、11月から米ニューヨークで主演予定だったブロードウェイミュージカル「CHICAGO」を降板すると公式サイトで発表した。「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」でドクターストップがかかった。
米倉にとっては、日本人女優初の4度目のブロードウェイ主演となるはずだったが、無念の断念。腰の痛みに悩まされていた米倉は「ここ数か月、毎日悩まされていた激痛がなかなか改善されず、身も心も出演準備にすら至らなかったのが本音です」と吐露。
出演に向けて治療しながらトレーニングしてきたが、「観てくださる方の心を揺さぶるコンディションには到底値しておらず、この度の苦渋の決断が大変悔しく、本当に残念です」と無念さをにじませた。
12月の東京国際フォーラムで予定されていた凱旋公演も降板。それでも米倉は「私自身は、この作品での次なる挑戦に向かって、ゆっくりまた歩きだしていきたいと思います」と前向きな思いをつづった。
「CHICAGO」で演じてきたロキシー・ハート役といえば、テレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の大門と並ぶ米倉の代名詞といえる役だ。
当然、米倉にとって降板はじくじたる思いがある。テレ朝にとっても予想外の出来事で、残念な気持ちでいっぱいだ。なぜならドクターXの続編が大ピンチになりそうだからだ。
「昨年10月、シリーズ7放送中にもかかわらず、シリーズ8をやりたいテレ朝は今年10月期のドラマ枠を米倉さんのために空けていたほど。結果的に『CHICAGO』に出るため実現しませんでした。そもそも米倉さんにとって、近年は大門未知子のイメージ定着を懸念する以上に、体調の問題が深刻なんです。納得できる演技をするためには、体力的にも出演作を絞らざるをえなくなっている。今はドクターXの続編に向き合うことが難しいんです」(テレ朝関係者)
米倉は2019年ころに「低髄液圧症候群」を発症。今年1月に出演したNHKの番組では頭痛、めまい、倦怠感などに悩まされ、「だんだん真っすぐ歩けなくなる」と不安を口にしている。
「米倉さんは『女優をいつまで続けられるかわからない…』と漏らしているほど。性格的に海外が合うようで、若い時から夢と語ってきた〝ブロードウェイ進出〟を実現させ、次の夢は海外ドラマや映画で認められること。満身創痍であることを考えると、今は『ドクターX』を続ける意味を見いだせないのも理解できる」(芸能プロ関係者)
今年1月にはネットフリックスで主演ドラマ「新聞記者」が配信され、大きな話題に。さらに、来春からアマゾン・プライムビデオで独占配信されるオリジナルドラマ「エンジェルフライト」に主演することが決定した。米倉はオファーに二つ返事でOK。役作りのために、俳優人生史上最短のヘアスタイルにしたほど気合が入っている。
20年に所属事務所から独立し、個人事務所の社長として奮闘中。大手配信ドラマのギャラは制作費難の地上波ドラマの倍ともいわれるだけに、社長としての現実的な考えもあるかもしれない。
テレ朝にとっては、超人気シリーズを当分の間失うことになりそうだ。












