テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏が10日、民放各局の「2022年参議院選挙特番」を鋭い視点でジャッジした。近年、民放の選挙特番ではジャーナリスト・池上彰氏(71)のテレ東が“無双状態”だが、同氏はフジテレビの猛追ぶりを指摘。「爆笑問題」の太田光(57)をスペシャルキャスターに起用したTBSに対しては「太田さんの生かし方が分かってない!」と憤慨したほか、テレビ朝日、日テレにも“デーブ節”を炸裂させた。
デーブ氏は開口一番「やっぱり池上さんの特番が一番面白いよね~」とテレビ東京系「池上彰の参院選ライブ」を絶賛した。
「忖度なしに斬り込んでいるし、裏側を全部見せてるよね。ためになるしね。いろいろと出演者がいるけど、結局は池上さん1人で成り立ってる。素晴らしいと思います」
もっとも、厳しいチェックも忘れない。
「セットは相変わらず、ほかの番組の使い回しって感じで。どの番組のセットかなって想像しちゃうよね。あとは出演者に勝俣州和さんいるじゃない。すごいマジメなふりしているけど『番組終わったら何食べようかな』って考えてるのがバレバレだよね」
その池上氏に近年の選挙特番で猛追しているのが、宮根誠司氏の「Live選挙サンデー」(フジテレビ系)だという。強みになっているのが、宮根氏、橋下徹氏、反町理氏(フジテレビ解説委員長)の“知性派スリートップ”だ。
「ヤバイね。橋下さんは政治家の経験もあるし、説得力がハンパない。反町さんも勉強量がすごい。それを宮根さんがうまくリードしている。もう、(他ゲストの)古市憲寿とか井上咲楽とかいらないよ!」とデーブ氏は熱弁した。
今回の特番では、前回特番で歯に衣着せぬ発言で大炎上した、爆笑太田の「選挙の日 2022 私たちの明日」(TBS系)も注目された。
太田はスペシャルキャスターとして奮闘していたが、デーブ氏は「TBSは太田さんの生かし方が分かってないよ」と嘆く。
「こういう選挙特番では太田さんはスーパーサブとして、要所要所で思ったことを言わせた方がいいんだよ。その方が本人の持ち味が生きる。しかも、今回は前回の炎上もあって、安倍さんの事件もあったから、本人も必要以上に『マジメにやらなきゃ』と窮屈になっちゃってなかった? あと、あのメタバース特集の企画はいらなかったね。それで2点マイナス」
大越健介氏の「選挙ステーション」(テレビ朝日系)は「むしろ普段の報ステと何も変えてない。遊びはないけど、固定ファンを裏切らない作り」と指摘。有働由美子&櫻井翔の「zero選挙」(日本テレビ系)も「いいんだけど…何も変化がない」とした。
最後は「頑張ってるのはテレ東とフジだけ。ほかの3局には次の特番まで、何かひとひねり考えてほしい。これは宿題だよ。例えば、TBSだったら、金子恵美さんが出てたけど、夫の宮崎謙介はその時間に何してるのかな? 確実にフリーだしね。カメラで追ってもいいんじゃない? それじゃ『水曜日のダウンタウン』みたいか」とジョークを交えながら総括した。
【デーブのジャッジペーパー】
1位・テレ東 90点
2位・フジ 80点
同点3位・日テレ 60点
同点3位・テレ朝 60点
5位・TBS 58点
採点外 NHK












