米俳優ジョニー・デップ(58)と元妻で同女優のアンバー・ハード(36)が互いに名誉毀損で訴えていた泥沼裁判は先週、デップの主張を認める評決が下され、敗訴したハードには1500万ドル(約20億円)の損害賠償支払いが命じられた。そんな巨額の賠償金をめぐり、詐欺まがいの行為が波紋を呼んでいる。
米芸能サイト「ハリウッド・ゴシップ」は、ハードの総資産が推定150万ドル(約2億円)で、上訴しても棄却された場合、破産宣告を余儀なくされると伝えた。ただ、「デップによる家庭内暴力の被害者」としてハードを支持する人は多く、賠償金支払いを支援するプロジェクトがクラウドファンディングプラットフォーム「GoFundMe(GFM)」で立ち上げられたと同サイトが報じた。
このクラファンはキンバリー・ムーアと名乗る人物が立ち上げたもので、「私はアンバーを信じる。ソーシャルメディアは加害者を守った。裁判は彼女の資産価値を超えるものだ」とした上で、「(デップは)虐待の責任を逃れた。裁判は虐待を助長するものだ。できれば彼女を支援してほしい」とのメッセージを添えて、支援を呼びかけた。
数日間で数百件の寄付が寄せられたると、そのアカウントが突如閉鎖されたというのだ。同サイトによると、GFMの運営側はこの件に関する詳細情報を公開していないが、クラファンの発起人がハードとは無関係で、集めた寄付金が本人に届かないと判断して閉鎖したという。集まったカネの行方についても不明だ。
ハリウッド・ゴシップは、ほかにも数件、類似した〝ハード救済〟という名の詐欺まがいのプロジェクトがGFMで立ち上げられたが、運営側はすでにこれらも閉鎖したとしている。人の善意を逆手に取った悪徳クラファンには要注意だ。












