16日に脳出血のため72歳で死去した吉本新喜劇の役者・島木譲二さん(本名・濱伸二)の告別式が18日、大阪市の「新大阪典礼会館」で営まれ、落語家の桂文珍(68)、桂米団治(57)、吉本新喜劇座長の小籔千豊(43)、新喜劇女優の宇都宮まき(34)ら約200人が参列。会場の外では集まった約300人のファンが島木さんを見送った。

 新喜劇の後輩で生前、島木さんにお世話になったという小籔は会見で声を詰まらせ号泣。「僕は本当にかわいがっていただいて、助けていただいた。僕がすごくへこんでる時に『周りのことは気にせんと、舞台で頑張ったらええねん』と舞台袖で2人きりになった時に言ってくれて。僕の心の機微をいつも気にしてくれていてて、テレビの量が増えていってからも『あれ面白かったで』と褒めてくれたり、要所要所で優しい言葉をかけてくださった」と島木さんの温かい人柄を振り返った。

 さらに「島木さんが舞台に出られないようになってからは新喜劇にとって大きな損失だった。お客さんをめちゃめちゃ笑わせて舞台からはけていく後ろ姿が、本当に格好良かった。テレビや舞台で新喜劇を見たときは、島木さんという方がいらしたことを思い出していただければと思います」と話した。

 文珍は「(島木さんは)体をぶつけていくストレートの芸をやり遂げて爆笑を取っていた。僕にはできないことなので尊敬していました。顔がこわもてなので、一緒に飲みに行ったら絡まれる心配がなく安心だった。でも気遣いのできる優しい人で、ハートが男前でした」と故人をしのんだ。

 灰皿で頭を叩く「ポコポコヘッド」や「大阪名物パチパチパンチ」などのギャグで人気を博した島木さんらしく、遺影は灰皿を両手に持つ写真が選ばれた。新聞を読むのが毎日の楽しみだったということで、祭壇のメモリアルコーナーには「大スポ」をはじめ新聞数紙が供えられた。

 戒名は「慈願院釋譲道(しがんいんしゃくじょうどう)」。