北九州メディアドーム(小倉競輪場)で熱戦を展開してきたナイターFⅠ「九州スポーツ杯」は最終日の8日、12RでS級決勝戦が行われ荒井崇博(43=佐賀)が北津留翼(36=福岡)のまくりを逆転して勝利。今年初Vを3連勝のパーフェクトで飾った。

 佐賀のビッグボス・荒井が完全勝利だ。初日は自力に転じて白星ゲット。準決は北津留翼に乗って上がり10秒8で突き抜ける鬼脚を披露。そして、決勝でも強さが際立っていた。

 レースは1番車の荒井がスタートを決め、北津留を迎え入れて正攻法を選択。赤板手前から渡辺一成(38=福島)、島川将貴(27=徳島)が上昇。6番手に下げた北津留は鐘の音で再発進も、島川に踏まれ抵抗されたが、最終ホームで荒井が先に降りて位置を確保し、北津留を4番手に優しくエスコート。

 6番手から渡辺がまくっていったが、北津留も1半から渡辺をはじいて強引にまくり発動。荒井は最後まで北津留にはぐれることなく余裕のVゴールだ。「翼が強かったね。(ホームで)入れた甲斐があった」。最終ホームでの好判断が勝利につながった。

 レース後の北津留との感想戦では「味方ながら参りました」と話す翼に対して、荒井は「お前を入れて、まくり切れた時点でオレの仕事は終了。あとは全開で抜きにいくぞ~」と笑顔で応えていた。

 この「九スポ杯」獲得は通算487勝目。「いらんことを考えずに500勝を目指して一戦一戦、1着を取りたい」。手の付けられない強さを見せている今なら、次走の宇都宮GⅡ「ウィナーズカップ」(18~21日)でも1着を重ねていくのだろう。