俳優の谷原章介がMCを務める「めざまし8」(フジテレビ系)が19日、北京五輪を16日後に控える中国で行われているゼロ・コロナ政策をめぐり、世界的な困惑、批判が広がっていると報じた。

 北京では15日、初めて新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が確認され、衛生当局などは「感染者は今月7日にカナダから発送された郵便物を11日に受け取っていた。それが感染源になった可能性がある」としているという。

 上海では感染者が立ち寄ったユニクロの店舗が突然閉鎖され、客が48時間にわたって店内に閉じ込められ、別のショッピングモールも55時間閉鎖され、親子が離ればなれになって叫ぶSNSの映像を放送。別の省では感染者が出た住居を火炎放射器で消毒する様子や、小学校では児童らが防護服を着て隔離施設に向かう映像、幼稚園の運動会も園児が防護服を着たまま行う映像も紹介された。

 天津市や西安市では外出制限下で外出しようとした男性が防護服姿の警察や係員ともみ合う場面、陝西省では西安から帰宅した住民が隔離期間を守らず外出を繰り返したとして自治体が住居の扉を外から溶接して出られないようにする衝撃的な場面も放送された。

 こうした措置に米ニューヨークタイムズ紙は「人々の生活や幸福や尊厳よりもウイルス対策がはるかに優先されている」と批判。米調査会社が発表した「世界の10大リスク」では中国のゼロ・コロ政策が1位となったという。

 中国経済の規模は世界の18%を占め、進出している外国企業にもすでに影響が出ており、天津市のトヨタ自動車やフォルクス・ワーゲンの工場は操業停止、上海近郊のナイキやアディダスが顧客の繊維工場も一部操業停止になっているという。
 司会の谷原は中国のゼロ・コロナ政策について「2期の習近平体制の総括をいい形で終えて、3期目へ向かいたいとの思いがあるんだろう」と見解を語った。