柔道男子日本代表が奈良・天理大学で強化合宿を開催。100キロ超級の原沢久喜(28=百五銀行)がオンライン取材で現在の思いを語った。

 前回の合宿から一か月経たない中での参加となるが「コロナ禍で思うようなトレーニング、練習ができなかった。来年は勝負の年なので、ここで追い込むというか、自分の中で下地、基礎を作っていきたい」と力を込めた。

 天理大にはコロナ以前からよく来ていたということで「半分OBみたいな感じ」と笑顔を見せつつ「(普段は)大野(将平)選手、丸山(城志郎)選手と2人の世界チャンピオンがいるので、刺激が大きい。常に新鮮な気持ちでいたいし、自分のペースではなく進むのでためになる」と出稽古に励む理由を述べた。

 今後国内では全日本選手権(12月26日、講道館)が開催されるが「状況を見てしっかり考えたい。国際大会が年内、年明けにでも開催されるのであれば、どれか1試合は出たいと思う」との考えを示した。