四日市競輪FⅠナイターが4日に開幕。主役は中部の追い込みナンバーワン・坂口晃輔(33=三重)が務める。

 昨年後半はたび重なる落車に苦しんだ。「キツかったけど、レースではしがみついて走っていました。点数をキープできたのは良かったです」とトップ選手としての責任を果たして胸を張った。

 仕事ができる追い込み選手として評価は高い。一方で前をかばい過ぎるなどしてチャンスを逃すことも少なくなかった。「昨年は2着ばかりだったから今年は1着を量産したい」。甘さをなくして勝ち切ることを目標に掲げた。

 前回の奈良FⅠは感冒のため欠場。「体調を戻してから練習しました。ここに向けてしっかりやってきましたよ」。2022年の始動はホームバンクのFⅠ。的確なさばきとワンランク上の決め脚でシリーズを席巻する。