ボートレース福岡では13日から一般戦が開幕する。次節にSG「第56回クラシック」(23日~)を控え、今節は上位級エンジンの多くが〝お蔵入り〟(不出場)、いわゆる低調機シリーズとなる。

 そんな中で注目が集まるのは、前節で松江秀徳が節一級に仕上げて優勝を飾った24号機。これを引き当てたのが地元125期の若手・山田丈(22=福岡)だ。

 12日の前検日スタート特訓後には「起こしがスムーズ。行き足もいいのでスタートが届き過ぎるくらいです。スリットからの伸びはそこまでじゃないけど、足はいいですよ。乗りやすさもありました。このまま走ります」とノーハンマー宣言。

 今年に入ってからはスロー域への進入を開始。初日6Rはいきなり1号艇での登場で、自身2度目のイン戦を迎えることになる。初めての1コースからのレースとなった1月10日のからつ戦では6着に大敗。今回もSGタイトルホルダーの平尾崇典(48=岡山)、馬袋義則(48=兵庫)ら、実力者が揃うレースだが「勘を合わせて、しっかりとスタートを行きたい」と、虎視眈々と逃げ切りを狙っている。