【平和島SGグランプリ注目選手=峰竜太】肝心なのは流れをつくれるかどうか

2020年12月14日 13時17分

峰竜太
峰竜太

◇峰竜太(35)佐賀支部・95期

賞金ランク1位・1億4712万5000円

4年連続7回目

 年間勝率8・71、優勝回数13、1着回数127、獲得賞金1億4712万5000円と主要部門でトップの戦績を残し「絶好調の一年でした」と誇らしげに胸を張る。

 ただ、その一方で10月にまるがめGⅠ68周年記念を制した時点で13Vを達成し、野中和夫氏の持つ年間最多優勝の16回を抜く勢いだったが、秋口以降やや失速。「年間最多優勝と9点勝率を意識しながら走っていたのに達成できず悔しかった。同時にどちらも簡単じゃないなと思い知らされた」と唇をかんだ。

「もう1位にいることが当たり前になってきたので、そこは特に何とも思わないですね。誰もやったことがないぐらいの数字を残してもっと上を目指していきたい」という高い理想を掲げているだけに〝誰もやったこのないぐらいの数字〟となる年間最多V、9点勝率は何としてもクリアしたい目標だったのだろう。

 ただ、こだわっているのは数字そのものではない。グランプリの歴代最多優勝記録は3回だが、この数字に関しても「グランプリを何回も勝てるかもしれないし、もう勝てないかもしれない」という。そして、その真意について「記録ではなく今までにないナンバーワンになりたい」と続ける。

 2018年にグランプリを初めて制すると「誰もが認める最強レーサーになりたい。レーサー、ファンみんなに〝一番強いのは峰〟って言ってもらえるようなレーサーになりたいんです」と力強く宣言。そして、その後も「成長しよう、進化しようという気持ちはずっとなくならないと思う。なくしちゃダメだと思う。なくした時点で成長が終わってしまう。僕は常に今よりもうまくなりたい、強くなりたいと思ってやってきたし、その気持ちは変わらない」と言い続けてきた。最終目標はあくまでも〝ナンバーワン〟〝最強〟。数字はその目安であり通過点に過ぎないのだ。

 グランプリは4年連続で賞金上位6位以内に入りトライアル2ndから登場。戦い方は熟知している。「みんな同じだと思うけど狙うのは優勝だけ。ただ、グランプリは運が占める部分が大きいレース、というよりほぼ運だと思う。肝心なのは流れをつくれるかどうかですね」とキッパリ言い切る。グランプリ初戴冠となった18年は2回、黄玉(5号艇)を引く不運に見舞われた。それでも最初の5号艇で外を回って5着大敗すると、その次の5号艇は好角度のまくり差しで制し、自ら流れを手繰り寄せた。

 やはり現状では〝峰竜太〟がV最有力候補であることは間違いないだろう。グランプリ2度目の優勝を果たして最強レーサーへの道を突き進む。

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