弁護士の紀藤正樹氏が23日、ツイッターを更新。「ほんとうにあった怖い話 夏の特別編2022」について改めて苦言を呈した。

 紀藤氏は20日放送のフジテレビ「ほんとうにあった怖い話」に対し21日「この種の番組を放送するのは辞めてほしい。いまだに続ているのがわからない。霊感商法に利用されるだけです。テレビは事実に基づき報道すべき」と投稿。大きな反響を呼んだ。

 20日放送の同番組では宗教家で霊能力者の下ヨシ子(しもよしこ)氏が出演。「心霊検証」としてドラマに出てきた幽霊の解説などを行った。ネット上でも旧統一教会問題が物議を醸すタイミングでの下氏の出演は波紋を呼んでいた。

 紀藤氏はこの日のツイートでも「本当に困りもの。フィクション/非科学的な話とするなら徹底すべきで宗教法人の教祖を“心霊研究家”“宗教家”として演出する手法自体ミスリーディングで放送倫理にも触れる可能性があります」と指摘。強い口調で制止を促した。