ジャーナリストの堀潤氏が19日、読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」に出演。同じくゲスト出演した高市早苗経済安全保障担当大臣に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について尋ねた。

 高市氏は10日の記者会見で、約20年前に旧統一教会と関係が深いとされる月刊誌「ビューポイント」で他の政治家と対談したと公表。この日の放送で同氏は「(評論家の)細川隆一郎先生からのお誘いだった」「統一教会と関係があると知らなかった」と釈明し、チェック不足であったことを謝罪した。

 これを受け堀氏は「(旧統一教会から)支援を受けていると思われる自民党議員がいるという問題については、今どうお考えですか?」と質問。

 高市氏は「これは総裁からそれぞれ政治家としての責任で関係をチェックし、そして見直すということで、ご下命がございました。なので、一人ひとりがしっかり今チェックをして、関係を断つということになっているのだと思っている」と返答した。

 また、堀氏は「高市さんは、安倍(晋三)元総理と近い存在だった」と指摘し「直接、安倍元総理から国際勝共連合であったり統一教会に関連した団体のお話というのを、聞く機会はありましたか?」と追及した。

 すると高市氏は「一度もございませんでした。それはなかったです」と繰り返し否定し「本当に恥ずかしいことだが、今月さまざまな報道に接して、勝共連合と世界平和(統一)家庭連合と統一教会がイコールになった」と弁明した。

 続けて高市氏は、過去に勝共連合が支援しているライバル候補と選挙戦を戦ったことがあるとし「スタッフから『相手は勝共連合というのがついているから非常に足腰が強いんだ』という話は聞きました。ただ、それがイコール統一教会という認識はできていなかった」と訴えた。