小池百合子東京都知事(69)が30日、東京都議会の第4回定例会で所信表明を行った。

 小池氏は所信表明で「コロナとの厳しい戦いが始まってからまもなく2年。未知なるウイルスの脅威にさらされてきた局面は様変わりし、都内の感染状況は飛躍的に改善してきている」と評価。同時に「油断は大敵。ちょうど1年前の今ごろの重症者は70人、1週間平均の新規陽性者は419人。その後、第3の波につながりました」と指摘し、第6波への備えを強調した。

 所信表明終了後に取材に応じた小池氏は、「ちょっと密じゃないですか」と報道陣に注意。代表取材を担当したテレビ局記者に対しては「ワイドショー担当ね」とチクリ。先週の定例会見で重病説や辞任説を質問したテレビ局だったのだが、イラっとしたようだ。

 小池氏は「例のオミクロン株でいろんな動きが出てくる恐れがありますので、保健所と連携して動くように指示しています。また国とも連携して進めます」と万全を強調した。