タレントのアンミカ(49)が13日、フジテレビ系「バイキングMORE」に生出演し、助成金不正受給疑惑が浮上した夫の会社に徹底調査を求める姿勢を見せた。だが、SNS上では当のアンミカに批判的な声が多い。1月にはギャルタレント・ゆきぽよ(24)のスキャンダルで〝ガセ情報〟をさく裂させてしまったこともあり、コメンテーターとしての資質を問う声があるからだ。夫の疑惑も浮上したことで立場が危うくなってきた。

 MCのタレント・坂上忍からうながされ、アンミカは番組冒頭、夫で実業家のセオドール・ミラー氏が代表を務めるイベント会社(東京・港区)の助成金不正受給疑惑について、柔和な表情でサラッと言及した。

「夫の会社のことなので詳細は把握できていないんですが、(事実であれば)もちろんあってはならないことですので、疑惑を払しょくすべく、きちんと調査、訂正していただきたいと思っています」

 この疑惑は9日発売の「週刊文春」が報じた。同誌によると、ミラー氏のイベント会社は従業員の休業日数を水増しするなどし、コロナ禍関連の雇用調整助成金を不正に受け取った疑いが浮上。同社は、休業日数の水増しを社内調査している。

 アンミカは「バイキングMORE」の月曜レギュラーと日本テレビ系「ミヤネ屋」の準レギュラーでコメンテーターを担当。ニュースを辛口で切っている。

 コロナ禍における金銭絡みの問題でアンミカは、6月に「バイキングMORE」で、経産省官僚の家賃支援給付金詐欺事件について「ホンマに大バカタレ!」と痛烈批判。それもあって、ブーメランとなって返ってきた夫のカネに関する疑惑について番組で触れざるを得なかった。

 だが、SNS上ではネット民から「夫のことなのだから問い詰めれば答えは出そうなものだけど」「他人のことだと疑惑の段階でもあれこれ言うくせに」といった手厳しい声が並ぶ。

 アンミカは韓国出身の大阪育ちで、〝大阪のおばちゃんキャラ〟丸出しの辛口なコメントが評価されているが、「そのコメント自体も事実誤認を指摘されるケースがあります。けっこう危うい」(テレビ局関係者)。

 その最たる例は1月、ゆきぽよと親密だった男性が違法薬物で逮捕されていた騒動だ。アンミカは「バイキングMORE」で、ゆきぽよが男性との交際を断りながら「合いカギを渡して家に残して」と指摘。矛盾があるとして「違和感はぬぐえない」と疑問を呈した。これにより、ゆきぽよが薬物事件で逮捕された男性に合いカギを渡す関係で、周囲の想像以上に親密だったと印象づけられた。

 ところが、これはガセだった。

「アンミカさんのこの指摘はすぐネット記事になり、既成事実化されました。でも、事実と異なり、ゆきぽよさん側は『バイキングMORE』側に即、コンタクトを取って、男性に合いカギは渡していないと断固否定。どうやらアンミカさんは、合いカギを渡したと思い込んでしまったようです」(同)

 その上で今回、飛び出したのが夫の不正受給疑惑だ。

「今後、『バイキングMORE』『ミヤネ屋』で、少なくともカネがらみのニュースについてはコメントしても、ネット民から批判されかねないでしょう」(同)

 辛口コメンテーターのキャラが危うくなってきた。