次期衆院選で宮城5区に自民党から立候補を予定している元タレントの森下千里氏(39)が異例の“すっぴん”デビューを果たし、「さすがグラドル出身!」と党内で話題になっている。

「ページを開いたら、まだ議員でない森下氏が出てきて、びっくりしました。それも企画特集で、野田聖子幹事長代行、上川陽子法相、稲田朋美元防衛相らと肩を並べているわけですから、期待のほどがうかがえますよ」とは自民党関係者。

 森下氏が登場したのは自民党の機関紙「りぶる」の9月号。「衆議院議員選挙 候補予定者PROFILE 女性候補予定者の素顔 すっぴん!」と題し、野田氏や上川氏のほか、堀内詔子環境副大臣、牧島かれん青年局長、中川郁子前衆院議員らとともに巻頭特集を飾っている。

 すっぴんといっても、ノーメークの写真が掲載されているワケではなく、あくまで素顔、本音に迫ったもの。森下氏は今年3月に宮城5区の支部長就任を承認され、石巻市に母親とともに引っ越し。衆院選に向け、日々、政治活動を行っている。

 森下氏は「毎日いろいろな方々にお会いし、ご意見やお話を伺って歩き、既に靴は3足目、鼻の皮は日焼けで5回はめくれました。声援をいただき、大変ありがたい気持ちでいっぱい」などと寄せている。

 リラックス法は近場の日帰り温泉巡りで、風呂あがりのすっぴん?のカットも掲載。「一日中つじ立ち活動しています。お昼には塩の利いた母の作るおにぎり弁当に毎日感謝して。母親の愛情弁当は最高」とおにぎりをほお張る様子やフィットネスでのトレーニング風景など、全9枚の写真すべてに森下氏が映っている。

「党機関紙『りぶる』は女性局主導で、主に女性をターゲットにした雑誌です。森下氏は元グラビアアイドルでトップを張っていただけにカメラ慣れして、アップやポーズ写真一つとっても、さすがという感じで、ひときわ目を引く」(前出の党関係者)

 党機関紙デビューも果たし、森下氏の初挑戦となる衆院選は刻一刻と迫っている。