韓国紙「世界日報」が、国外の著名人や有名企業による〝旭日旗騒動〟を大々的に特集した。

 同紙は、最近人気歌手のジャスティン・ビーバー(27)が日本の音楽番組に旭日旗を連想させるジャケットを着用して出演し、韓国で旭日旗問題が大きな関心を集めていると指摘。

「旭日旗論議は、国内外を中心に絶えず歴史認識の問題だった。最近のジャスティンの論議を始め、これまでのスターたちの例を振り返ってみよう」と多くのケースを挙げた。

 同紙は最近の例として「日本の人気アニメである鬼滅の刃の主人公の画像がネチズンの間で賛否両論だ」としたほか、欧米のスターによる旭日旗柄のファッションを問題視。「米国出身のモデルのシャーロット・ケンプミュールは旭日旗が描かれたTシャツを着て撮った写真をSNSに投稿して激しい批判を受けた。彼女の恋人であるショーン・レノンは、ビートルズのジョン・レノンと日本人歌手のオノ・ヨーコの息子で、彼女を擁護している」と糾弾した。

 さらに「フランス出身の映画女優マリオン・コチヤールは馬術競技イベントで旭日旗の刻まれた帽子をかぶって参加。ビクトリアズシークレットのファッションショーでは、フォール・アウト・ボーイのドラマーのアンディー、ハーレーが旭日旗柄のTシャツを着用した」と次々とセレブの事例を挙げた。

 また、批判の矛先はファッションブランドにも。「フランスの高級ブランドであるディオールは中国・上海での2018年春夏コレクション、同年にはイタリアのプラダも香水の新製品を披露する広報映像に旭日旗を使って波紋が広がった。日本出身でフランスに渡ったケンゾーも、2020年春夏シーズンのキッズラインで発表された製品にドカンと旭日旗を使用した商品を登場させた」。過去の騒動が韓国で再び注目を浴びている。

 そして同紙は最後に、仰天の見解を披露。「日本ではジャスティンを積極的に擁護しているが、そうした議論にジャスティンを利用することで東京五輪の広報活動に熱を上げていることが明らかになった」。韓国では旭日旗が絡むと我を忘れて批判に走ってしまうようだ。