立憲民主党副代表の辻元清美氏(60)が22日、新型コロナウイルス感染で即入院し〝上級国民〟とネット上で批判された自民党・石原伸晃元幹事長(63)の衆院東京都8区(杉並区)で〝リモート街宣〟デビューを果たした。

 画面に映し出された辻元氏は詰めかけた聴取の前で石原氏の政治姿勢を厳しく批判した。

「みんなコロナで生活が苦しい。この実態をわかっていない人たちが政治の中枢を握っているからね。伸晃君、何をやっているんですか! 自民党の中でこの状況を『おかしい』と一言もいえないのは。みなさん、世襲ボンボンは信用できませんよ」

 また、菅義偉首相(72)が次期衆院選の目玉公約に掲げる「子ども庁」については「中身がさっぱりわかりません」とこき下ろした。

 旧民主党では、2004年の参院選で「子ども家庭省」設置を公約にするも実現できずに終わった過去があるが、一体どういうことなのか?

「菅総理は、これまで立民が出してきた女性や子どもたちを支援する法案や予算の審議にすら応じず、無視しています。菅政権は選挙前に『子ども庁を作る』と口だけで言って、中身について一切、詰めていませんよ」とモニタ越しで〝辻元節〟を炸裂させた。

 リモート街宣終了後に感想を質問すると、「私、これ初めてなんですよ。(聴衆から)質問を受けたけど、ドキドキして緊張したわ」と笑顔を浮かべた。