タレントのはるな愛(48)が15日、東京・世田谷区子ども食堂におけるひとり親家庭への食品配布「コロナ禍緊急サンタアクション」で、同区役所の区長応接室を訪れた。

 同区内でお好み焼き店を経営するはるなは、2017年から子ども食堂を開催。サンタアクションでは、コロナ禍で大変な思いをしているひとり親家庭を支えるため、はるなが動き、子供がレンジでチンをして食べられるレトルト食品1万食が同区へ寄贈された。

 サンタアクションを行うきっかけは、はるながジムで、貧困に直面している家庭を特集した番組を見たことだった。はるなは「1つの卵を家族で分け合っている家族の特集だった。これが日本の現状なのかと」と目に涙を浮かべながら、思いを語った。

 はるな自身も飲食店を経営しており、コロナ禍の中、時短営業の要請などを受け、苦境に立たされている。

 そんな中、はるなに対しては「売名行為」といった批判が噴出する可能性もある。

 これについて、はるなは「いろんなお声があるかと思うけど、しっかりと貧困と向き合うことが私は大事だと思う」と前を向いた。

 また、はるなの思いから、行政を巻き込んでの活動につながったことについては「シングルマザーのコロナ禍の現状を見た時の思いがたくさんの方に通じたこと、このスピード感に感謝している。日本中に広まっていただけたら」と希望を語った。