コロナ禍に苦しむ芸能界で、俳優の杉良太郎(76)の存在感が増すばかりだ。

 杉は14日、都内で行われた「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」(SOS47)プロジェクトチーム記者会見に出席した。SOS47プロジェクトチームは、杉を中心に2018年から全国37都道府県警察と連携し、特殊詐欺被害を防止するための広報啓発活動を行っている。

 この日、杉は特別防犯対策監として、TOKIOの城島茂らは特別防犯支援官として出席。年末年始へ向け「犯罪抑止につながる置き電話ができている。1台置いてあるだけで、相当助かるのでは」と、特殊詐欺対策機器の設置を勧めた。

 会見には、城島のほかにも伍代夏子、飯豊まりえ、川栄李奈、橘慶太、松本利夫、乃木坂46の秋元真夏と新内眞衣、AKB48の向井地美音と武藤十夢も同席した。

「芸能活動とともに、慈善活動家としても有名な杉さんは、ベトナムの子供たちへの支援活動、刑務所への慰問、震災などの復興支援活動などに芸能界で一番と言っていいほど熱心に取り組んできた。多くの芸能人がそうした姿勢を慕い、杉さんのもとに集まっている」(芸能プロ関係者)

 芸能人が支援活動をすると「売名」「偽善」などといったバッシングにさらされるが、杉はそんな状況も理解し「大丈夫、善意はいつか届く」などと励ましてきたことも大きいという。

 今後も杉の周りには、信念を持った芸能人たちが集まるだろう。