生誕30周年を迎えた人気不良漫画「クローズ」シリーズと連載元「月刊少年チャンピオン」(秋田書店)の創刊50周年を記念し11日、東京・池袋のエンタメビル「ミクサライブ東京」内でスペシャルイベントが始まった(13日まで)。

 題して「Reクローズ、Re男気。~もう一度、『男』が惚れる『カラス』に会いに~」。同作は鈴蘭男子高校を舞台に、不良たちのケンカと友情を描いた群像劇で、映像化もされた不良漫画の金字塔だ。

 会場には鈴蘭高校の屋上が再現され、生みの親・高橋ヒロシ氏の原画などファン垂涎の展示であふれる。初日には、映画版「クローズZERO」シリーズで片桐拳役を演じた俳優やべきょうすけ(47)が顔を出し、「無茶苦茶すごいし、何しろ欲しいモノだらけですね。名言のパネルさえ欲しい」とのっけから大興奮。

「世の中いろんなね、イライラすることとかありますけど、名言1つひとつ見たら〝これじゃいけないな〟って思うような…。クローズが単なる漫画ではなく多くの方のバイブルとして伝わってる作品なんだなってのを、改めて今日ここに来られて感じました」

 チャンピオン編集長が「刑務所の中からお便り来るんですよ。刑務所でクローズ(と続編)WORSTに出会って改心しましたっていう方がホントに結構多くて…」と秘話を明かすと、やべは「カッコイイっていう定義をホント教えてくれたっていう感じしますね。強いだけがカッコイイじゃねぇっていう…」と続け、アツい語りは止まらなかった。

 コロナ禍もあり入場は日時指定の事前予約制。最終日の夜には、クローズ大ファンの人気ヒップホップユニット「クリーピーナッツ」が会場からオンラインライブを発信し、トリビュートソングを初披露する。